Intel Edisonマスターブック 〜IoTデバイスをつくろう〜
- 北神雄太 著
- 定価
- 3,278円(本体2,980円+税10%)
- 発売日
- 2017.5.10[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 192ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8921-5 978-4-7741-8984-0
サポート情報
概要
「Edison」はIntel製のコンピュータモジュールです。乾電池で動作する省電力性を持ちながら,無線LANやBluetooth,高性能プロセッサを搭載していて,話題のIoT関連のハードウェア/ソフトウェア開発に役立ちます。
本書では基本となるセットアップやLチカから,気温センサーや加速度センサーの活用,得られたデータの処理方法まで扱っているので,Intel Edisonの様々な可能性を試すことができます。
こんな方にオススメ
- Intel Edisonを試したい人
- 電子工作が好きな人
- IoTに興味がある人
目次
第1章 初級編 Intel Edisonを始めよう
1-01 Intel Edisonについて知ろう
- Edisonとは?
- Edisonのアーキテクチャ
- Edisonのインターフェイス
1-02 Intel Edisonを購入しよう
- 販売されているボードの種類
- どのEdisonを選ぶべきか
- Edisonの購入方法
1-03 Intel Edisonをセットアップしよう
- Edisonと基板を組み立てる
- USBの接続
- 起動の確認
- 開発環境,ファームウェアのアップデートのインストール
1-04 開発環境を構築しよう
- Edisonと通信する2つの方法
- Edisonにコンソールポートでアクセスする
- Edisonの初期設定をする
- EdisonのOS付属のライブラリを更新する
- 本書で扱うライブラリやソフトウェアをインストールする
- SSHの設定を行う
1-05 Pythonの基本を知ろう
- Pythonとは
- なぜPythonを使うのか
- Pythonの記述方法
- Pythonのプログラム実行方法
- Pythonのライブラリのインストール方法
1-06 Yocto Linuxに慣れよう
- Linux基本コマンド
- Yocto用コマンド
- よく使うコマンドをインストールしてみよう
第2章 中級編 Edisonの開発に慣れよう
2-01 Arduino拡張ボードについて知ろう
- Arduino拡張ボードの基本
- Arduino拡張ボードのメリット・デメリット
2-02 Arduino拡張ボードを使ったLチカ
- 部品について理解する
- LEDの選び方
- LEDの表記方法
- LEDにまつわる計算
- Arduino拡張ボードでLEDを1度光らせる
- コラム:Arduino拡張ボードでLEDを繰り返し光らせる
2-03 Arduino拡張ボードで文字を表示しよう
- キャラクタ液晶とは
- キャラクタ液晶の動かし方
- キャラクタ液晶を活用する
2-04 Arduino拡張ボードで文字や画像を表示しよう
- グラフィック液晶とは
- Arduino拡張ボードで動かすためには
- グラフィック液晶に時間を表示する
2-05 Breakoutボードについて知ろう
- Breakoutボードの基本
- Breakoutボードのメリット・デメリット
2-06 Breakoutボードを使ったLチカ
- BreakoutボードでLチカを行うには
2-07 BreakoutボードでOLEDディスプレイを動かそう
- OLEDディスプレイとは
- BreakoutボードでOLEDディスプレイに文字を表示するには
- OLEDディスプレイを活用する
第3章 上級編 EdisonでIoTデバイスを作ろう
3-01 ブレットボード上でEdisonを動かそう
- Arduino拡張ボードやBreakoutボードを使わない理由
- Edison本体をブレッドボード上で動かす
- 上手く起動できなかった場合
3-02 I2Cモジュールを接続する準備をしよう
- Edisonにライブラリをインストールする
- I2Cレベル変換回路を作成する
- Arduino拡張ボード・Breakoutボードを使う場合
3-03 さまざまなI2Cセンサを試そう
- 温度/湿度センサを使う
- I2C気圧センサを使う
- I2Cカラーセンサを使う
- I2C加速度センサを使う
- I2Cジャイロセンサを使う
3-04 Edisonをコンピュータにしよう
- コンピューターに必要な要素
- Edisonをコンピュータにするために必要なこと
- 温度/湿度の計測器を作る
- 計測結果を通知する
- 複数のセンサを組み合わせる
プロフィール
北神雄太
1987年生まれ。工業高校在学中に電子工作にハマり,マイコンでロボットや電光掲示板を制作したのち,工業大学で制御工学とシステム工学を学んだ工学が大好きな人。
大学卒業後も,FPGAやハードウェアの設計に関わる仕事に従事しつつ,ベンチャー企業や個人に対してハードウェアの開発コンサルティングを行う。
Intel Edisonには発売直後にドハマりし,本書の前身である「Edison開発方法(https://nonnoise.github.io/Edison/)」というサイトを設立。
現在はArtifactNoiseという組織を立ち上げ,IoTやM2Mの仕組みを研究し製品化に勤しむ。