COMODO(COMODO ライフブック) 時代の変わり目を、やわらかく生きる

「時代の変わり目を、やわらかく生きる」のカバー画像
著者
石川理恵いしかわりえ 著
定価
1,650円(本体1,500円+税10%)
発売日
2022.6.22
判型
四六
頁数
176ページ
ISBN
978-4-297-12836-4 978-4-297-12837-1

概要

「これからの世の中により必要な考え方ってなんだろう?」

経済発展が右肩あがりの時代は過ぎ、戦後からの「大企業に定年まで勤める」という安定は終わりを迎えています。大量生産・消費社会からの見直しが求められているなか、コロナ禍で数年が経過、リモートワーク、パラレルキャリアなどさまざまな働き方が注目を集めました。働く=自分や家族はどういうビジョンで生きるか、住むところをどうするか、現実を見つめ直す機会も多くなっています。

本書では<やわらかく生きる人々>に着目しました。

ある人は「シェアすることで場を作り」、ある人は「事務職で独立」を、ある人は「稼げない仕事を続ける」ことで資本主義経済と距離を置くことを考えています。子育てがひと段落し、「50代から海外で日本語教師になる」など新しい世界に一歩を踏み出した方も。また、あたらしい家族の形を作った方もいます。

いま求められるあたらしい軽やかさとはなにか、を考えます。

こんな方にオススメ

  • 生き方、暮らし方を見直したい人
  • 経済優先でない暮らし方、生き方を考えたい人
  • ものや常識にとらわれず、身軽に生きたい人

目次

  • はじめに

1章 仕事

  • 横並びで働く
    「tottori カルマ」店主 丸山伊太朗
            *シェアカフェに出店する
  • 事務の仕事でフリーランスになる
    オンライン事務局 さいとうともこ
  • 稼げないことを続ける
    「汽水空港」店主 モリテツヤ
  • 50代、未経験から台湾で働く
    日本語教師 阿部恵子
  • 自分を生かす、福祉のパラレルワーク
    介護福祉士 辻本敏也

2章 住まい

  • 平日はアパート、週末は小屋。小さな家を行き来する暮らし
    イラストレーター りなこ
  • 築50年超え、再建築不可、借地の元空き家で、地域とつながる暮らしを組み立てる
    ここくらす代表 / ソーシャルデベロッパー あらいきよてる

3章 家族

  • ライフステージとともに、家族は変わっていくもの
    英語講師 村上康子  デザイナー 村上誠
  • 代わりのきかない関係は、他人であっても築ける
    料理家 麻生要一郎
  • おわりに

プロフィール

石川理恵いしかわりえ

ライター・編集者。1970年東京都生まれ。雑誌や書籍でインテリア、子育て、家庭菜園などライフス タイルにまつわる記事、インタビューを手がける。著書に『10年着るための衣類ケアブック』『身軽に 暮らす』(技術評論社)、『自分に還る 50代の暮らしと仕事』(PHP研究所)、共著に『家事の呪縛をとく ノート』(主婦の友社)などがある。

http://hiyocomame.jp

写真
松村隆史(まつむらたかふみ)