ずかん 深海生物のくらし

「深海生物のくらし」のカバー画像
著者
石垣幸二いしがきこうじ 監修
定価
2,970円(本体2,700円+税10%)
発売日
2024.11.22
判型
B5
頁数
128ページ
ISBN
978-4-297-14591-0 978-4-297-14675-7

概要

「深海生物って、どんなやって生きているのだろう?」
そんな疑問にこたえる、とても貴重な図鑑です!

深海生物……奇妙なかたちのものが多くて、とっても興味をそそられます。しかし、深海といえば真っ暗で、水温も低く、しかも圧力もめちゃくちゃ高い過酷な世界。しかも、場所によっては海水しかなく、よりかかるものすらありません。彼らは、いったいなぜそんな過酷な世界で暮らしているのでしょう?

本書は、そんな環境で毎日をおくる「深海生物の生き方」に着目。真っ暗で冷たい世界で、その生きものはどのように生まれ、どのように餌を確保し、繁殖相手を見つけ、命をつないでいっているのか……。いろいろな深海生物を登場させ、コミカルなイラストと美麗な写真で交えながら、彼らの暮らし方に迫ります。

こんな方にオススメ

  • 深海生物ってどうやって生きているんだろう、と疑問を持つ方
  • 深海生物のヘンテコ姿の理由について知りたい方
  • 深海生物そのものが大好きな方

目次

第1章 深海ってどんなところ?

  • 深海ってなに?
  • 深海ってどんなところ?
  • 深海ならではの環境と適応
  • 深海生物の生き残り戦略
  • もっと知りたい① 深海生物の多様性

第2章 軟骨魚類

  • ラブカ
  • ミツクリザメ
  • ゾウギンザメ
  • オンデンザメ
  • ダルマザメ
  • オロシザメ
  • ヒレタカフジクジラ
  • ムツエラエイ
  • もっと知りたい② 視るための適応

第3章 硬骨魚類

  • アカグツ
  • ヒカリキンメダイ
  • ミツクリエナガチョウチンアンコウ
  • デメニギス
  • シーラカンス
  • リュウグウノツカイ
  • アカナマダ
  • クレナイホシエソ
  • ハナビラウオ
  • サギフエ
  • オオイトヒキイワシ
  • ミツマタヤリウオ
  • ヒメコンニャクウオ
  • サケビクニン
  • ニュウドウカジカ
  • ミズウオ
  • ミドリフサアンコウ
  • アオメエソ
  • もっと知りたい③ 深海生物も恋をする?

第4章 甲殻類

  • ダイオウグソクムシ
  • タカアシガニ
  • オオタルマワシ
  • センジュエビ
  • ギガントキプリス
  • ゴエモンコシオリエビ
  • サクラエビ
  • もっと知りたい④ 深海生物と巨大化

第5章 軟体動物

  • メンダコ
  • オウムガイ
  • コウモリダコ
  • ホウズキイカ
  • ホタルイカ
  • もっと知りたい⑤ 深海の栄養源

第6章 そのほかの生物

  • ユメナマコ
  • ダーリアイソギンチャク
  • オキノテヅルモヅル
  • ムラサキカムリクラゲ
  • シンカイウリクラゲ
  • コトクラゲ
  • センジュナマコ
  • オオクチボヤ
  • ヌタウナギ
  • もっと知りたい⑥ 深海のトッププレデター

巻末付録

  • 深海を調べる① 深海生物の採集
  • 深海を調べる② 透明標本
  • 深海を調べる③ 深海生物の観察
  • 幼魚水族館の挑戦

プロフィール

石垣幸二いしがきこうじ

有限会社ブルーコーナー代表。

世界30カ国、300の水族館・海洋生物研究機関に海洋生物を納入する。「情熱大陸」や「クレージージャーニー」、「ガイヤの夜明け」など、多くのテレビ番組に出演し、“海の手配師”として紹介される。漫画「釣りバカ日誌」に登場する倉田天平のモデルに。

2011年“世界初”深海に特化した『沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム』の館長に就任し、深海ブームを巻き起こす。2018年同館を退任。2022年7月“世界初”幼魚に特化した『幼魚水族館』をオープン。岸壁幼魚採集家・鈴木香里武氏を館長に迎えて幼魚水族館の運営管理をおこなう。

著書に『「水族館」革命』(宝島社新書)、監修に『マグメル深海水族館』(新潮社)など多数。