システムインテグレーション革命 AIの大波に立ち向かうための「脱人月」シナリオ
- 斎藤昌義 著
- 定価
- 2,420円(本体2,200円+税10%)
- 発売日
- 2025.8.8
- 判型
- A5
- 頁数
- 320ページ
- ISBN
- 978-4-297-15048-8 978-4-297-15049-5
サポート情報
概要
SIerはもういらない、と言われる前に
- 人間ではなく、AIがコードを書くように
- 各種AIツールの普及が変える「ユーザー企業と外注」「元請と下請」の構造
- IT人材不足どころか、「人は居ても仕事がない」時代の到来…
…長らくSIerの基盤だった「人月ビジネス」がAIで終わりつつある今こそ、転換を果たせ。数多の企業へコンサルティング実績を持ち、ITの未来を鋭く見通してきた著者が書く、SIer×AI変革の羅針盤。
こんな方にオススメ
- SIer、営業担当者・企業の情報システム部門に勤める方
目次
- はじめに
第0章 すべてが「AI前提」になる時代
- 「夢物語」を実現するAIとビジネス
- AIは既存SI ビジネスの前提を塗り替える
第1章 デジタル化とDXの違いを説明できますか?
- デジタル化とは何か?
- 「デジタル化」の2つの種類~デジタイゼーションとデジタライゼーション
- デジタル時代の競争力を支える「ソフトウェアファースト」
- SI業界の歴史に見る、転換期に必要な視点
- AIがSIビジネスにもたらす破壊的シナリオ
- ビジネスモデルの大転換をしなければSIerに先はない
- Column デジタル化とDXの違い
第2章 DXの実践と課題
- SIerがDXですべきこと
- 他企業とともに新たな価値を生み出す「共創型モデル」
- 巷にあふれるDXの誤解
- DX実践の現実解:スノーボール型DX
- DX人材を育成する
- Column DXを阻む2つの負債
第3章 基本戦略から見直すDX
- 「戦略」と「組織」はどちらが先か
- パーパスは組織を推進する羅針盤
- 戦略策定の効果が思うように上がらないのはなぜか
- Column 富士通の変革プロジェクト:「フジトラ」と人事改革
第4章 開発文化から見直すDX
- SIerの内部をDXする:開発手法 社内導入のステップ
- SIerの外部をDXする:お客様のDX実践を支援するために
- Column 日立Lumadaの成功から学ぶSIビジネスシナリオ
第5章 AI変革のアプローチ
- AIが変化を強いるSIビジネスのこれからのシナリオ
- AI駆動開発時代を生き抜くために:人間の役割
- AI駆動開発時代を生き抜くために:SIerの役割
- AI活用を前提としたサービス/事業とは
- AI駆動・対話型アジャイル開発の可能性
- AI(XAI)が品質保証をする未来
- Column SFプロトタイピングで描く「AIを駆使したシステム開発の未来図」
第6章 DX需要とデジタル化需要の本質
- デジタル化需要とDX需要の違い
- これからのSIerの営業はどうあるべきか
- Column 技術力とは、コードを書かないこと? これからのエンジニアに求められる真の力
プロフィール
斎藤昌義
1982年、日本IBM に入社、営業として一部上場の電気電子関連企業を担当。その後営業企画部門に在籍した後、同社を退職。
1995年、ネットコマース株式会社を設立、代表取締役に就任。産学連携事業やベンチャー企業の立ち上げのプロデュース、大手IT ソリューションベンダーの事業戦略の策定、営業組織の改革支援、人材育成やビジネスコーチング、ユーザー企業の情報システムの企画・戦略の策定などに従事。
IT 関係者による災害ボランティア団体「一般社団法人・情報支援レスキュー隊」代表理事。『未来を味方にする技術』『システムインテグレーション再生の戦略』『システムインテグレーション崩壊』(すべて技術評論社 刊)ほかの著書、雑誌寄稿や取材記事、講義・講演など多数。
【ホームページ】https://netcommerce.co.jp/
【ブログ】https://www.netcommerce.co.jp/blog/
【Facebook ページ】https://www.facebook.com/solution.sales
【IT ビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/ LiBRA】https://libra.netcommerce.co.jp/