WEB+DB PRESS plus エンジニアのための英語 ──世界の開発者とコラボレーションする
- 浦井誠人 著
- 定価
- 2,640円(本体2,400円+税10%)
- 発売日
- 2026.4.7
- 判型
- A5
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 978-4-297-15503-2
サポート情報
概要
Webアプリケーション開発をしていると、海外のエンジニアと英語でやり取りする機会が多くあります。本特集では、GitHubでコミュニケーションをする際、自分の意図を正しく伝え、相手の意見を正しく理解するために知っておくべき頻出表現を学びます。
こんな方にオススメ
- Webアプリケーション技術者で、受験英語は学んだが、今はあまり使っていない方
目次
- 本書をお読みになる前に
- なぜエンジニアに英語が必要なのか
- グローバル時代のエンジニアと英語
- AI翻訳全盛時代の英語
- 英語コミュニケーションのフレームワーク
- 本書の発音記号
- CONTENTS
第1章:英語の基本の復習
基本文型
- 5つの基本文型
- 第1文型(S V)
- 第2文型(S V C)
- 第3文型(S V O)
- 第4文型(S V O1 O2)
- 第5文型(S V O C)
- まとめ
- 格変化
疑問文、否定文
- 平叙文の形をした疑問の表現
- 付加疑問文
- イントネーションによる質問
- 「not」を使わない否定の表現
- no + 名詞
- few / little(ほとんどない)
- hardly(程度がほとんどない), rarely(頻度がめったにない)
- too ... to ...(〜すぎて、〜できない)
- anything but ...(全く〜ではない)
- far from ...(〜にはほど遠い)
- fail to ...(〜できない)
冠詞──名詞の「宣言」と「参照」
- 不定冠詞(a/an)
- 定冠詞(the)
- 無冠詞
- 冠詞の重要性
- 無冠詞を使う具体的なケース
- 一般論
- 手段
- 技術規格やゲーム(ルール体系)
- 固有名詞
- 名詞の後に続く数字
- コラム:aとanの使い分け
前置詞
- 3つの基本次元
- in
- on
- at
- 方向と起点
- to
- from
- 目的・手段・関連
- for
- with
- by
- as
- 時間の関係性
- for──具体的な時間の長さ
- during──特定の期間の「名前」
- in──期間内に完了
- by──期限
過去・現在・未来の表現
- 未来形 will / be going to V(ステータス:To Do)
- 客観的な未来(単純未来)のwill
- 意思未来のwill
- 計画された未来のbe going to V
- 現在進行形 be V-ing(ステータス:In Progress)
- 過去形 V-ed(ステータス:Done)
- 現在完了形と過去形の違い
- 過去形──過去の事実報告
- 現在完了形──現在の状況説明
受動態(be動詞 + 過去分詞)
- 客観的なトーンを保ちたい時
- 行為者が不明、または重要でないとき
- 最も重要な情報を強調したいとき
関係詞
- 関係代名詞
- 関係副詞
- when
- where
- why
- how
- 前置詞 + which
- カンマ付きの関係詞(非制限用法)
- カンマなし(制限用法)
- カンマあり(非制限用法)
接続詞による論理的な文章の構成
- 等位接続詞
- 順接・追加の接続詞 and
- 逆接・対比の接続詞 but
- 選択の接続詞 or
- 否定の追加 nor
- 結果の接続詞 so
- 従属接続詞
- 条件 if
- 理由 because
- 時 when
- 同時進行・対比 while
- 逆接 though
- 時間・理由 since
- 結果・感情の原因 that
- 名詞節を作る従属接続詞
- if / whether(〜かどうか)
- that(〜ということ)
- 従属節での主語とbe動詞の省略
仮定法による高度なコミュニケーション
- 丁寧な助言
- 控えめな依頼
- It would be great if you could ...
- Would you mind V-ing?
- 建設的な提案
- リスク想定
実践的なコミュニケーション
- 数字の表現方法
- 日本語とは異なる区切り
- ITの現場で頻出な数字の読み方
- 日付や時刻
発音規則
- フォニックスと発音記号
- CVCルール
- サイレントe
- 文のストレス
- 文中での音の変化
- リンキング(連結)
- フラッピング(弾音化)
- リダクション(弱化・脱落)
記号の意味
- カンマ(,)
- 要素を並べるカンマ
- 文と文とをつなげるカンマ
- 感情や強調の挿入
- 付加疑問文
- 呼びかけ
- コロン(:)
- セミコロン(;)
- スラッシュ(/)
- 選択肢
- 組み合わせ
- 〜につき
- 省略形
- 丸括弧(())
- 引用符("")
- アポストロフィー(')
- 省略
- 所有
- 記号の複数形
- ハイフン(-)
- 複合語を形成する
- 接頭辞との結合
- 数値と分数
第2章:自然な英語表現の鍵
run
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- コラム:他動詞と自動詞
- よく使うイディオム
- run out of A(Aを使い果たす、Aがなくなる)
- run into A(Aに遭遇する、Aに出くわす)
use
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- よく使うイディオム
- make use of A(Aを有効活用する)
- used to V(かつてはVだった)/ be used to V-ing(〜することに慣れている)
make
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- make O(〜を作る)[第3文型]
- make O C(〜を...にする)[第5文型]
- make A do(Aに〜させる)
- よく使うイディオム
- make sure (that) 〜(〜であることを確認する、必ず〜する)
- make sense(理にかなっている、意味をなす)
- make it(間に合う、やり遂げる)
get
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- get O(〜を手に入れる)
- get C(〜の状態になる)
- get 過去分詞(〜される、〜してしまう)
- よく使うイディオム
- get it(理解する)
- get started(開始する)
- get rid of ...(〜を取り除く)
- get back to ...(〜折り返し連絡する、〜に戻る)
have
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- have O(〜を持っている)
- よく使うイディオム
- have to V(〜しなければならない)
- have a look(見る)
take
- 単語の持つイメージ
- 基本的な意味と用法
- 〜を引き受ける
- (時間・労力)を必要とする
- getとの比較
- よく使うイディオム
- take care of ...(〜の面倒をみる)
- take over ...(〜を引き継ぐ)
- take place ((イベントなどが)開催される)
- take time(時間がかかる)
- take part in ...(〜に参加する)
- take into account ...(〜を考慮に入れる)
break
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- break down
- break into ...(〜に侵入する)
come
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- come up with ...(〜を思い付く)
- come across ...(〜に出くわす)
- How come ...?(どうして〜なのか?)
go
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- go down(停止する)
- go through ...(〜に詳しく目を通す)
- go ahead(進める)
give
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- give up(諦める)
- give ... a try(〜を試してみる)
look
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- look into ...(〜を調査する)
- look forward to ...(〜を楽しみにする)
see
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- I see.(わかりました。)
- Let me see.(ええと)
- コラム:会話のTCP KeepAlive:フィラー
watch
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- watch out(気を付ける)
- watch ... closely(〜を注意深く監視する)
- コラム:see / look / watchの違い
keep
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- keep in mind
- keep track of ...(〜の経過を追う)
- keep up with ...(遅れずに付いて行く)
put
- 単語の持つイメージ
- よく使うイディオム
- put off ...(〜を延期する)
- put together(〜をまとめる)
think
- 単語が持つコアイメージ
- よく使われるイディオム
- think about ...(〜について検討する)
- think of ...(〜を思い付く)
- think it over (じっくり考える)
speak
- 単語が持つコアイメージ
- よく使われるイディオム
- speak up
- generally speaking / technically speaking(一般的に言えば / 専門的に言えば)
- speak to A(Aに話をする)
- speak for itself(全てを物語っている、自明である)
tell
- コアイメージ
- よく使われるイディオム
- tell the difference(違いを見分ける)
- Tell me about it.(全くその通りです。)
turn
- コアイメージ
- よく使うイディオム
- turn on / turn off(付ける/消す)
- turn out ...(結果として〜であることが判明する)
- turn down ...(〜を断る)
- turn A into B(AをBに変える)
第3章:コードレビューとIssueの英語術
PR作成時に意識すること
- PRの目的と背景
- 変更内容の要約を書く
- レビュアーへの道しるべ
- 画像やGIF
- レビューコメントへの返信
コードレビュー時に意識すること
- 肯定する
- 改善案を提案する
Issueの報告時に意識すること
- バグを報告する
- 意見を求める
- 提案する
第4章:Slack、Discord、Teamsでのチャット
チャットコミュニケーションで必要なこと
依頼するとき
- Would you mind V-ing?(〜していただけませんか?)
- 了承する返事
- 断る返事
進捗報告するとき
- 定期報告
- デイリースタンドアップ(日次報告)
- ウィークリーサマリー(週次報告)
- 緊急の報告
- システム障害
- セキュリティ通知
スケジュール調整するとき
- 時間の提案
- How about ...?(〜はどうですか?)
- Would ... work for you?(あなたの都合に合いますか?)
- 時間変更の依頼
- Would it be possible to move ...?(〜の時間を変更することは可能でしょうか?)
- I'm afraid I have to reschedule ...(申し訳ありませんが、〜の時間を変更させてください。)
- 予定への参加
- I'll be there.
- I'm in.
- 予定への不参加
- I can't make it.
- Unfortunately, I won't be able to attend ...
- I have a conflict.
フォローアップするとき
- リマインド
- Just checking in on ...(〜の様子を伺う)
- Just a friendly reminder that ...(念のためリマインドですが〜)
- I'm following up on ...(〜について追加のご連絡です)
- 進捗の確認
- Any updates on ...?(〜について何か進捗はありますか?)
- How's ... coming along?(〜の進捗はいかがですか?)
- Can you provide an ETA for ...?(〜の完了予定時刻を教えてもらえますか?)
意見を表明するとき
- 肯定意見
- (That) sounds good to me.
- LGTM(Looks Good To Me)
- I'm on board
- 否定意見
- I'm not 100% sure about that.(100%確信が持てません。)
- I see your point, but ...(おっしゃることはわかりますが〜)
- My only concern is ... (唯一の懸念は〜)
質問するとき
- 明確な質問
- Any ideas?(何か考えはありますか?)
- What's the best practice for ...?(〜するベストプラクティスは何ですか?)
- 確認のための質問
- Just to confirm(確認ですが)
- What do you mean by ...?(〜というのは、どういう意味ですか?)
- Let me see if I understand correctly(正しく理解できているか確認させてください)
感謝するとき
- 簡潔に
- Appreciate it!
- You saved me.
- 詳細に
- I couldn't have done it without you.(あなたなしではやり遂げられなかった。)
- I really appreciate ...(〜してくれて本当に感謝しています)
第5章:エンジニア英語スラング
書き言葉の効率化
- 単語の短縮形
- conf (configuration):設定
- lang (language):言語
- dev (development):開発
- prod (production):本番
- perf (performance):パフォーマンス
- doc (document / documentation):ドキュメント
- prop (property):プロパティ
- intro (introduction):導入、紹介、イントロダクション
- repo (repository):リポジトリ
- spec (specification):仕様
- 頭字語(アクロニム)
- IMO (In My Opinion):私の意見では
- TBH (To Be Honest):正直に言うと
- LGTM (Looks Good To Me):問題ないと思います
- FYI (For Your Information):ご参考までに
- ASAP (As Soon As Possible):できるだけ早く
- EOD (End Of Day):今日の業務終了時までに
- TL;DR (Too Long; Didn't Read):長すぎて読んでいない、要約すると
エンジニアのジャーゴン
- argument
- inheritance
- library
- nest
- package
- pointer
- type
- commit
- duplicate
- deprecate / obsolete
- sandbox
- 直訳できないイディオム
- on the same page(認識が一致している)
- reinvent the wheel(車輪の再発明をする)
- boil the ocean(無謀な計画を立てる)
- yak shaving(ヤクの毛刈り)
- bikeshedding(自転車置き場の議論)
- rubber duck debugging(ラバーダックデバッギング)
- technical debt(技術的負債)
- dogfooding(ドッグフーディング)
話し言葉のスラング
- toの音が変化するスラング
- gonna(going to):〜するつもり
- wanna (want to):~したい
- gotta (have got to):~しなければならない
- haveの音が変わるスラング
- woulda (would have):~だっただろうに
- coulda (could have):~できたはずなのに
- shoulda (should have):~すべきだったのに
- meと合体するスラング
- gimme(give me):〜をくれ
- lemme(let me):〜させて
スラングやジャーゴンの調べ方
- Urban Dictionary
- コミュニティフォーラム
- Online Etymology Dictionary
第6章:プログラミングで使われる英語
コマンドラインの言語学
- gitコマンド
- commit:責任を持って約束する、委ねる
- push(押す)/ pull(引く)
- stash:隠す
- revert:元の状態に戻す
- reset:リセットする
- blame:責任を追及する、非難する
- cherry-pick:選り好みする
- fetch:取ってくる
- Linuxコマンド
- ls
- cd
- pwd
- chmod
- chown
- awk
- ifconfig
- sed
- cat
よく使われる略語
- src
- dist
- lib
- utils
- tmp
- bin
- etc
- var
- dev
- usr
システムからのメッセージ
- 省略
- 主語の省略
- be動詞と冠詞の省略
- 受動態の多用
メソッドのネーミング
- ネーミングの重要なポイント
- 一貫性を保つ
- 具体的かつ明確に
- 長さのバランス
- 動詞の選び方
- 真偽値を返す
- 「必要なら」実行する
- コールバックとライフサイクル
第7章:アンチパターン
システム用語
- (システムが)落ちる
- (システムの動作が)重い
- (ファイルが)重い
- 応急処置
- 回避策
- メモリを食う
- テーブルを叩く
- 更新する
- バージョンアップ
- キックする
ビジネス用語
- フォローします
- 1. 「(あの件は私が)フォローします」
- 2. 「(人を)フォローします」
- 3. 「(内容・経緯を)フォローします」
- 巻き取る
- take ownership「責任を引き受ける」
- take over「担当を引き継ぐ」
- pick up the slack「穴埋めをする」
- I'll handle it / Leave it to me.「引き受ける」
- 持ち帰る
- 見切り発車
- 根回し
- 落としどころ
- 前向きに検討します
- よろしくお願いいたします
- 1. 新しいチームメンバーへの挨拶
- 2. 依頼文に添えて
- 3. タスクや責任を任せるとき
- お疲れ様です
- 1. 同僚への挨拶
- 2. 退勤する時
- 3. ご苦労様
- 4. 疲れていそうな人にかける言葉
- ケースバイケース
- 善処します
日本特有の謙遜表現
- 誠に恐れ入りますが
- 1. 質問や依頼を切り出すとき
- 2. ネガティブなニュースを知らせるとき
- 勉強になります
- とんでもないです
- 微力ながら
和製英語と正しい英語表現
- フルスクラッチ
- コストダウン
- アンダーバー
- NG
- コンセント
- ノートパソコン
- クレーム
- ブラインドタッチ
- イメージアップ/イメージダウン
数量と範囲
- コラム:fewer vs less
another、the other、others、the others
- another(単数・不特定)
- the other(単数・特定)
- others(複数・不特定)
- the others(複数・特定)
混同しやすい英語
- add / insert / append / prepend
- add
- insert
- append
- prepend
- say / tell
- say
- tell
- 解決を意味する4つの動詞
- fix
- repair
- solve
- resolve
Appendix A:お勧めの勉強法
お勧めのツールと書籍
- Grammarly
- YouGlish
- 音声テキスト変換による発音評価
- 語源で覚える英単語
自身の経験
- 資格試験・受験英語の勉強
- 開発者コミュニティへの参加
Appendix B:練習問題
Appendixの使い方
問題
解答
- 索引
- 著者プロフィール
プロフィール
浦井誠人
大学卒業後、フィリピンにてフロントエンド/バックエンド担当のエンジニアとして勤務。帰国後福岡にて英語コーチングサービスを提供する株式会社The Pastを起業。WEB+DB PRESS Vol.128にて特集『エンジニアのための英語』を執筆。著書に『CircleCI実践入門』がある。