今すぐ使える Google for Education ✕ Gemini実践ガイド ~授業準備・課題作成・個別支援・校務DXまで

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著者
平塚知真子ひらつかちまこ 著
平井聡一郎ひらいそういちろう 監修
定価
2,750円(本体2,500円+税10%)
発売日
2026.3.27
判型
B5変形
頁数
216ページ
ISBN
978-4-297-15555-1

概要

堀田龍也 氏(東京学芸大学 教職大学院 教授)推薦!
「AIは『学びのデザイン』の有能な相棒になる!
今、先生たちが学ぶべき具体の第一歩がここに!」

いま、教育現場では、教育機関向けに提供されているツールやプログラム、そしてデバイスまでを統合した「Google for Education」の利用が広がっています。さらに、生成AI「Gemini」の登場によって新たな次元へと突入。AIは、先生にとっては頼もしい「副担任(事務局)」となり、生徒にとっては一人ひとりの興味関心に寄り添いヒントをくれる「学びの伴走者」となります。本書では、Google for Education と生成AI「Gemini」を活用した、「教員の校務の負担を減らしつつ教育の質を高める」実践例を多数紹介します。

生成AIは、授業準備・課題作成・個別の学びの支援・個別のフィードバック・学校行事・部活の指導・校務・保護者対応・校内研修など、さまざまな場面で活用できます。Gemini と Google ツールとの連携が優れているのは Google for Education の大きな強みです。

また、Google for Education を新たに導入する学校や、今一つ使いこなしていないと感じている教員に向けて、クラウドの本質的な考え方や Google for Educationや生成AIを使いこなすにあたって必要なマインド、Google for Education と Gemini で実現できることなど、使いこなしのベースとなる知識もじっくり解説し「Google 脳」へのマインドチェンジを図ります。進化の激しい Google ですが、本書では本質的なことにフォーカスし、活用の土台となる考え方を体系的に扱い、実践へと導きます。生成AI活用のヒントが満載の一冊です。実際の学校での活用事例も紹介しています。

さらに、読者特典として教師の授業準備や課題作成、校務等を助ける、本書掲載の Gemini プロンプト例を提供します。

こんな方にオススメ

  • Google for Educationをある程度使ってきたが、「次の一歩」を踏み出したい教職員
  • WindowsやiPadからChromebookに乗り換えようとしている学校の教職員
  • 生成AIの教育活用、校務への活用に関心がある教職員
  • 学校でICTやDXを推進する立場の担当者、教育委員会等

目次

  • はじめに

[特別寄稿]「学びの変革」を導く教育DXの羅針盤

  • 次期学習指導要領の論点整理とこれからの教育の姿

第1章 Google for Education という「クラウド100%の世界」で実現できること

1-1 なぜ、教育現場でGoogleなのか?

  • 「1つのアカウント」が解決してくれる課題
  • Google for Education はデバイス、ツール、プログラムの総称
  • Google Workspace for Education(ツール)とは
  • Google で変わる働き方

1-2 働き方を支える2つのキーワード

  • クラウドネイティブ ― 働き方のOSをアップデートする
  • ゼロトラスト ― 信頼しないことから始める新しいセキュリティ

1-3 Chromebook はクラウド上の「究極の仕事場」への専用入口

  • Chromebookが持つ3つの力 ― The 3S
  • BCP(事業継続計画)の視点 ― 端末が壊れても学びは止まらない
  • 教育現場に最適化された管理機能

1-4 連絡も課題提出もオンラインで完結!

  • 学びの中心地 Google Classroom
  • 「オンライン上の教室」がもたらす嬉しい変化
  • 未来の教室 ― Gemini という「頼れるパートナー」の登場

1-5 「個」の効率化から「学校全体」の進化へ

  • Google Workspace for Education Plus が拓く、もう一歩先の教育環境
  • Education Plus が実現する3つの進化

1-6 成果を10倍にする「10X」マインドセット

  • テクノロジーで教育を再創造する
  • 10%ではなく「10倍」を目指す思考法 ― 10X思考
  • 挑戦を支える土壌 ― 心理的安全性
  • 【活用事例紹介①】座間市の小中学校の Befor/After

第2章 生成AIで、教育者の仕事はどう変わるのか?

2-1 先が見えない時代だからこそ

  • AIと一緒に育みたい「未来を生き抜く力」
  • 「正解」を教える授業から、「問い」をデザインする授業へ
  • AIは先生の「思考の壁打ち相手」 ― 対話で授業のアイデアを深める
  • AI時代に本当に育みたい「人間ならではの力」

2-2 進化を続ける「生成AI」、その正体とは?

  • 知性を拡張する新しい「道具」
  • 「自転車」が「自動車」に変わるほどのインパクト
  • AIを使いこなすための3つのステップ
  • 生成AIが拡張する7つの知性
  • 人間にしかできないこと。AIとの付き合い方の最適解とは
  • 人間とAIの「共創サンドイッチ」が未来を拓く
  • 文章から動画まで。広がり続けるAIの可能性
  • 「大胆さと責任感」― 安心して使うためのルールと世界の動き

2-3 これからの情報収集の「新しい常識」

  • 検索とAI、それぞれの役割と使い分け
  • こんな時はどっち? 具体的な使い分けシーン
  • AIの答えを鵜呑みにしてはいけない、たった一つの理由
  • これからの教育者に必須のスキル「ファクトチェック」

2-4 Gemini ができること

  • 教育者のための専属アシスタント
  • まずは使ってみよう! Gemini の基本操作
  • 意図を正確に伝える技術:優れたプロンプト(指示)の5つの要素
  • 専属調査員と進める探求学習:Deep Research 機能
  • アイデアを形にする共同作業スペース:Canvas 機能
  • 手軽に作れる暗記の味方:フラッシュカード機能
  • 「いつもの指示」を保存する自分専用AI:Gem 機能

2-5 資料と「対話できる」時代へ

  • NotebookLM で教材研究を根底から変える
  • Gemini との違いは「情報の源泉(ソース)」
  • さあ、あなたの研究ノートを始めよう!
  • 教育者が NotebookLM でできる10のこと
  • Gemini との賢い使い分け

2-6 AI時代を歩むための「2つのコンパス」

  • 教育者に求められるもの
  • 【活用事例紹介②】:嘉手納町立嘉手納中学校の Before/After

第3章 生成AIで授業準備を効率化する

3-1 Gemini で始める創造的な授業デザイン

  • 最強の「たたき台」が5分で完成!
  • WHY:なぜ、授業設計から生成AIを活用し、従来のやり方を変革すべきなのか?
  • HOW:Gemini と対話しながら「たたき台」をつくる
  • WHAT:完成した「たたき台」から、授業づくりが始まる
  • 校種別・応用プロンプト例

3-2 学びのプロセスを可視化する方法

  • 対話が生まれる「ワークシート」をデザインする
  • WHY:なぜ、埋めるだけのワークシートでは不十分なのか?
  • HOW:Gemini と対話しながら「思考の足場」を設計する
  • WHAT:学びのサイクルを回す「思考整理のワークシート」が完成
  • 校種別・応用プロンプト例

3-3 Gemini と創る Classroom 活用術

  • 学びの「入口」が変わる指示文のデザイン
  • WHY:なぜ、「配る・集める」だけの Classroom ではもったいないのか?
  • HOW:Gemini と対話しながらワクワクする「探究開幕の合図」を検討する
  • WHAT:学びの「世界観」を伝えるメッセージが完成
  • そして、未来へ:「学びの入口」が Classroom 上で直接デザインできる時代に
  • 校種別・応用プロンプト例

3-4 Gemini と創る「対話が深まる問い」の作り方

  • 子どもの思考に火をつける「発問」のデザイン
  • WHY:なぜ、教師が「良い問い」を準備する必要があるのか?
  • HOW:Gemini と対話しながら「思考を深める発問」を設計する
  • WHAT:授業のあらゆる場面で使える「発問リスト」という武器
  • 校種別・応用プロンプト例

3-5 AIと創る知の探究サイクル

  • 授業の「深み」をデザインする教材研究とは
  • WHY:なぜ、今「教材研究」の方法をアップデートする必要があるのか?
  • HOW:Gemini と NotebookLM で「知の探究サイクル」を回す
  • WHAT:授業で使える「深い問いのヒント集」が完成する
  • 校種別・応用プロント例
  • 【活用事例紹介③】:甲府市教育委員会のBefore / After

第4章 Gemini を活用した個別最適な学びの支援・評価・フィードバック

4-1  フォームと Gemini で「クラス全体の傾向」を瞬時につかむ

  • 40人分の小テスト分析が5分で完了!
  • WHY:採点と集計に追われ、分析まで手が回っていますか?
  • HOW:フォームとスプレッドシートのデータを Gemini で分析する
  • WHAT:教師は「経験と勘」から「データに基づく指導」へ
  • 校種別・応用プロンプト例

4-2 Gemini と創る「伝わる」ルーブリックと所見下書き

  • AIが「採点と評価」を強力サポート!
  • WHY:なぜ、記述式評価には「ものさし」と「下書き」が必要なのか?
  • HOW:Gemini で「ルーブリック」と「所見下書き」を作成する
  • WHAT:「ゼロから考える」から「AIのたたき台を修正する」へ
  • 校種別・応用プロンプト例

4-3 Classroom で実現するAI個別最適サポート

  • 「AさんにはAの課題」を一括配信!
  • WHY:40人いれば40通り。個別課題の準備、あきらめていませんか?
  • HOW:AIで「習熟度別課題」を作成し、Classroom で「個別配信」する
  • WHAT:教師は「教材クリエイター」から「学びのデザイナー」へ

4-4 生徒自身が使いこなす「弱点克服AIドリル」の型

  • 生徒一人ひとりに「AI家庭教師」を!
  • WHY:生徒の「わからない!」と「もっと知りたい!」、両方に応えられていますか?
  • HOW:生徒が使えるAI家庭教師「Gemini」と「NotebookLM」
  • WHAT:「AI家庭教師」が、生徒の主体的な学びを加速させる
  • 校種別・応用プロンプト例

4-5 AIと実践する高速リフレクションサイクル

  • 分析結果を活かし、「次の授業」をデザインする
  • WHY:評価を「記録」で終わらせず、「次の一手」につなげるには?
  • HOW:Gemini と NotebookLM で「定量的・定性的」に振り返る
  • WHAT:AIで「授業改善のサイクル」を加速させる
  • 校種別・応用プロンプト例
  • 【活用事例紹介④】国語教育のBefore/After

第5章 Gemini と歩む校務DX

  • 文化祭運営で実践する業務改善サイクル

5-1 Google ドライブで始める「探さない」校務DX

  • 「あの資料どこ?」と「手作業集計」の悪夢
  • WHY:なぜ、あなたのPCの前で Gemini は沈黙するのか?
  • HOW:ドライブ と Gemini の連携術
  • WHAT:「作業」から「本質」へ
  • 校種別・応用プロンプト例

5-2 Gemini(Canvas)と Gems で実現する「持ち帰りゼロ」の会議術

  • 会議室を出る前に、タスク完了の見通しを全員で持つ!
  • WHY:役割分担を瞬時に可視化、作業負担の半減を実現したくないですか?
  • HOW:Canvas で「合意」を形成し、Gem で「対応」を標準化する
  • WHAT:「作業」から「推進」へ役割のシフト
  • 校種別・応用プロンプト例

5-3 フォームと Gemini でアンケート分析を5分で完了

  • 500件の「自由記述」も怖くない!
  • WHY:「なんとなく良かった」から脱却する壁
  • HOW:大量の声を「数値」と「提言」に変える
  • WHAT:「分析者」から「教育デザイナー」へ
  • 校種別・応用プロンプト例

5-4 NotebookLM で実現する「最強の引継ぎ」

  • ドライブの「保管」データを、未来の「教科書」に!
  • WHY:「やりっぱなし」で行事を終わらせない
  • HOW:データを「読み込ませる」だけで、景色が変わる
  • WHAT:「アーカイブ」から「エンゲージメント」へ
  • 校種別・応用プロンプト例

5-5 Gemini と創る「校務DXの型」で学校全体の働き方を変革

  • 「文化祭だけ」で終わらせない!
  • WHY:「個人的な成功」を「学校の財産」へ
  • HOW:成功事例を「普遍的な型」に昇華させる
  • WHAT:学校全体の「働き方改革」の加速
  • 校種別・応用プロント例
  • 【活用事例紹介⑤】駒澤大学のBefore/After

第6章 AIのポテンシャルを引き出す「環境」と「人」への投資

6-1 次世代校務とゼロトラスト

  • 「職員室のあのパソコン」からの解放
  • WHY:「場所」に縛られるストレスの正体
  • WHAT:44%の自治体が選んだ「統合」への道
  • HOW:Education Plus が実現する「スタンダード」な働き方

6-2 AI Pro が解消する「見えない機会損失」

  • 「コピペの往復」からの解放
  • WHY:「ツールの世話係」になっていませんか?
  • WHAT:有償版で手に入る「本当の時短」と「組織の武器」
  • HOW:「道具」から「パートナー」へグレードアップする

6-3 「校内10Xリーダー」を内製化すべき理由

  • なぜツール導入だけでは失敗するのか?
  • WHY:最新の車を買っても、事故は起きる?
  • WHAT:目指すのは「AIに詳しい人」ではない
  • HOW:リーダーを「孤立」させない戦略

6-4 「学び続ける組織」のつくり方

  • 「習う」より「慣れる」、そして「シェア」
  • WHY:なぜ「一斉研修」だけでは足りないのか
  • WHAT:最強の学習サイクル「インプット・アウトプット・シェア」
  • HOW:あなたが「最初の火種」になってください
  • おわりに 「スモールDX」で叶える、ワクワクする10Xな未来

プロフィール

平塚知真子ひらつかちまこ

イーディーエル株式会社 代表取締役社長
一般社団法人日本10X デザイン協会 理事長

早稲田大学・筑波大学大学院修了(教育学修士)。出版社勤務、専業主婦を経てIT教育会社を起業。「ちょっとしたデジタルで10倍の成果を実現」を信条に、全国で「スモールDX」を推進するデジタル変革の第一人者。AIで中小企業の経営課題に対する具体的なロードマップを示すことを得意とし、日本のビジネス変革をリードしている。NHK Eテレ『プロのプロセス』ではチョコレートプラネットと共演。全国の商工会議所での登壇など、日本のDXをセクターを超えて草の根で推進している。著書『今すぐ使える Google for Education』(技術評論社)『Google Workspace for Education で創る10X授業のすべて』(東洋館出版社)など多数。

国立大学法人茨城大学 アドバイザリーボード
公益財団法人モラロジー道徳教育財団 経営アドバイザー
Google 認定トレーナー

平井聡一郎ひらいそういちろう

合同会社 未来教育デザイン 代表社員
株式会社ICR 教育イノベーションラボ ラボ長
イーディーエル株式会社 顧問

茨城県の小中学校教員、管理職、指導主事を経て現職。全国各地でICT活用を切り口に学校DXの実現に向けて講演、研修に取り組んでいる。また、国、自治体、教育関係企業のアドバイザーとして、日本の教育改革に取り組んでいる。

文部科学省学校DX戦略アドバイザー
総務省地域情報化アドバイザー(他関各省庁の教育関係の委員等を歴任)
青森県教育改革有識者会議常任委員
福井県学校DXアドバイザー(他自治体の教育関係アドバイザー多数)