著者の一言

iPhoneやAndroidデバイスといったスマートフォンの発売から15年以上が経過し、多くの人にスマートフォンが普及しました。昨今ではスマートフォンでメッセージングや通話のみならず、ビジネスやマルチメディアなど、たくさんのモバイルアプリがプラットフォームの提供するアプリストアからインストールできるようになっています。

特に、最近のモバイルアプリ開発はプラットフォームが提供するドキュメントや開発環境のアップデートに伴い、開発を始めるためのハードルが低くなりました。たくさんのアプリがアプリストアに並んでいても出てくる「こんなアプリがあったらいいのに」という小さな不便やアイデアを、自分自身の手で具現化し、使うことが以前より簡単にできるようになっています。

本書では、iOSアプリとAndroidアプリ、そしてFlutterアプリの開発の知識を俯瞰し、解説しています。順を追って実際に手を動かしてみることで、それぞれのアプリ開発の基本的な知識に触れ、試すことができるようにしました。

しかし、モバイルアプリ開発は変化の流れが早く、本書の知識だけでは技術のトレンドについていけなかったり、各プラットフォームが新しく追加する機能やアプリストアの規約の更新に対応できないこともあります。さらに、近年は生成AIの台頭によりあまり知識を持たずとも開発を進められるようになりましたが、その品質を判断したり正確なものか確認するためには、以前と変わらず開発者の専門的な知識が必要です。

そこで、本書は「モバイルアプリ開発の知識地図」という書名どおり、各所に開発の参考になる公式のドキュメントや、OSSへの情報源をリンクとして記載しています。本書を手がかりに自身の手でも調べたり、検索することでより知識の深さや幅を大きくする助けとしてください。

─⁠─⁠はじめに」より

國師誠也(こくしせいや)

第9章から第12章を担当。2018年よりAndroidモバイル,Androidアプリケーションの開発に従事。KMPによるモバイルアプリケーションコードの共通化にも取り組んだ後に,Flutterによるアプリケーション開発に従事。最近はバックエンドアプリケーションやインフラ,AI関連の開発にも取り組んでいる。

X: @ronnnnn_jpGitHub: @ronnnnn

佐藤隼(さとうしゅん)

第7章から第8章を担当。Androidアプリ開発をメインに担当しているモバイルアプリエンジニア。最近はAIを活用して開発速度の向上,品質の担保などに注力しています。

X: @stsn_jpGitHub: @satoshun

下村一将(しもむらかずまさ)

第1章から第4章を担当。2019年にサイバーエージェントに入社。動画配信サービスにて,iOSアプリ開発の立ち上げから機能開発,保守運用まで幅広く担当。iOSDCでは登壇やブース運営など,コミュニティ活動にも積極的に関わっている。個人開発ではiOSアプリを軸に,バックエンドを含めた開発からマーケティングを担当。最近では本業でもバックエンド開発を担っている。

X: @_kzumuGitHub: @s2mr

和田佳大(わだよしひろ)

第5章から第6章を担当。2017年からAndroidアプリ開発をメインに担当しているモバイルアプリエンジニア。自社開発のモバイルアプリの機能開発やアーキテクチャ刷新を含む保守運用に主に従事。DroidKaigi 2020,2021の登壇を中心に,個人開発の内容で得た知見をベースにアウトプットなどの活動を行っている。趣味は写真撮影。

X: @e10dokup