iPhoneやAndroidデバイスといったスマートフォンの発売から15年以上が経過し、多くの人にスマートフォンが普及しました。昨今ではスマートフォンでメッセージングや通話のみならず、ビジネスやマルチメディアなど、たくさんのモバイルアプリがプラットフォームの提供するアプリストアからインストールできるようになっています。
特に、最近のモバイルアプリ開発はプラットフォームが提供するドキュメントや開発環境のアップデートに伴い、開発を始めるためのハードルが低くなりました。たくさんのアプリがアプリストアに並んでいても出てくる「こんなアプリがあったらいいのに」という小さな不便やアイデアを、自分自身の手で具現化し、使うことが以前より簡単にできるようになっています。
本書では、iOSアプリとAndroidアプリ、そしてFlutterアプリの開発の知識を俯瞰し、解説しています。順を追って実際に手を動かしてみることで、それぞれのアプリ開発の基本的な知識に触れ、試すことができるようにしました。
しかし、モバイルアプリ開発は変化の流れが早く、本書の知識だけでは技術のトレンドについていけなかったり、各プラットフォームが新しく追加する機能やアプリストアの規約の更新に対応できないこともあります。さらに、近年は生成AIの台頭によりあまり知識を持たずとも開発を進められるようになりましたが、その品質を判断したり正確なものか確認するためには、以前と変わらず開発者の専門的な知識が必要です。
そこで、本書は「モバイルアプリ開発の知識地図」という書名どおり、各所に開発の参考になる公式のドキュメントや、OSSへの情報源をリンクとして記載しています。本書を手がかりに自身の手でも調べたり、検索することでより知識の深さや幅を大きくする助けとしてください。