「こんな感じのゲームを作って問題ない?」
「規約やガイドラインってコピペでもいい?」
「ノベルティって高額なものでもOK ?」
「ガチャの告知をまちがってしまった……」
ゲームの開発・宣伝・運営では、さまざまな疑問がつきまといます。開発中は著作権法をはじめとする多くの法律が問題になりますし、規約やガイドラインについては民法や消費者契約法等の知識が重要になります。宣伝やガチャについては景品表示法の規制を理解する必要もあります。
本書は、そんなゲームにまつわるさまざまな法律問題を解説した「攻略ガイドブック」です。困ったときに、攻略本を開くように(最近では少しめずらしいかもしれませんが!)、気になるトピックを拾い読みしていただければと思います。
私は、中学生のとき、ある裁判を題材にしたゲームをプレイしたことをきっかけに弁護士を目指しました。子どものころから今に至るまで、暇さえあればゲームというタイプで、普段はゲームの開発者さんやゲーム会社さんからのご相談に対応しています。
しかし、現在、ゲームに関する法的な問題の解説は、書籍・ウェブを問わず、とても少ないといえます。相談者の方からも「どこを調べたらいいのかわからない」「だれに聞けばいいのかわからない」というお声をよくいただきます。
そこで、私を支え続けてくれたゲーム業界に対して、少しでも恩返しになればという思いからゲーム×法律の世界の道標となる1冊を目指して執筆したものが、本書です。
本書の目的の1つは、ゲーム業界のみなさんの法的問題にかかる負担を減らし、本来の業務に集中していただくこと(そして、おもしろいゲームを世に出していただき、私がそれをプレイすること)です。
本書がみなさんの負担を少しでも減らすことができれば、望外の喜びです。
前野孝太朗(まえのこうたろう)
シティライツ法律事務所 弁護士。
ゲーム・ネットコンテンツなどのエンタメ法務と,AI・IT法務を主に扱う。ゲーム会社およびゲーム開発者からの各種相談(契約書,利用規約,著作権等の知的財産権,景品表示法等の法令に関する法律相談やM&A,ゲームの法律監修など)に対応。CEDECやIndie Developers Conferenceなどでの講演,雑誌・Webメディアへの寄稿などを通じて,ゲームに関する法的問題を解説する活動にも取り組む。趣味は,ゲーム,クラシック演奏(ヴィオラ),家電調査,野球観戦。
修習中に大好きなゲーム会社に2週間行かせていただいたことが一生の思い出。
著作権法学会会員。日本商標協会会員。
【X】https://x.com/kotaro_maeno
【note】https://note.com/k_maeno