いまや私たちの日常生活には、iPhone/Androidなどのスマートフォンアプリケーションとサーバサイドのクラウド環境、あるいはさまざまなWebサービスなど、コンピュータシステムとサービスが欠かすことのできない存在となっています。そしてそうしたシステム、サービスを提供するのがソフトウェアエンジニアの仕事です。コンピュータがインターネットによって相互接続されて以来、日々進化し続けてきた結果、現在のコンピュータシステムは、基盤部分ではOSやミドルウェアと呼ばれるソフトウェア、そのうえにのる各種アプリケーションソフト、そしてそれをつなぐネットワーク、さらにその先にもサーバがあるなど、さまざまなソフトウェアが連なるシステムが構成されており、エンジニアが学ぶべき領域も日々、増え続けていると言えます。
ソフトウェアエンジニアとしてプロフェッショナルな仕事をしていくためには、こうしたしくみを一つ一つ理解しなければならないのですが、とはいえ、それを一気に習得するのはいかに意欲溢れるフレッシュな新人さんであったとしても難しいもの。まずは業務に直接かかわりのある分野、そして自分が興味をもったエリアから地道に勉強していくのが近道ではないかと思いますが、とはいえ仕事においては、直接かかわりがない技術であっても「知りません」では通用しないことがしばしばあります。そこでお薦めしたいのが「サーバ/インフラエンジニア養成読本」そして「Linuxエンジニア養成読本」の2冊です。アプリケーション開発に携わるエンジニアでも知っておかなければならない、そしてサーバやインフラに携わるエンジニアにとっては本業そのものとなるサーバやOSに関する基礎知識を、第一線のエンジニアがわかりやすく丁寧に解説してくれます。
一気に読んでも、気になる記事から読み進めても、きっとあなたのエンジニアライフをこれからサポートしてくれること間違いなしの2冊です!