「ハイビジョン」と聞くと、「テレビ」を思い出す人が多いと思います。ハイビジョンテレビを買ったという人もいることでしょう。「テレビ」以外にも、ハイビジョン化が急速に進んでいる製品があります。それが、「デジタルビデオカメラ」です。今後は、デジタルビデオカメラもHDが主流になっていくことでしょう。
「 ハイビジョン画質」と「 スタンダード画質」はどこが違う?
従来の「スタンダード画質(SD)」と「ハイビジョン画質(HD)」では、どこが違うのでしょうか? 答えは、「解像度」です。映像は、ドット(点)の集まりで表現されます。その点の数を示したのが、解像度です。解像度が高いほど、きれいな映像を表示できます。SDの解像度は720×480(または640×480)ですが、HDでは1440×1080(フルハイビジョンでは1920×1080)です。
また、画面の縦と横の比率(アスペクト比)も異なります。SDは4 : 3ですが、HDでは16 : 9と横長で実際に人の目で見たるときに近くなっています。
「 思い出」をきれいに残そう
HDデジタルビデオカメラは、これまでのSDビデオカメラよりも、ワイドで高画質な迫力がある映像を撮影できます。さらに、撮影のテクニックやちょっとしたコツを覚えれば、もっと楽しい映像を撮影できるようになります。
秋は、運動会や学芸会などのイベントがたくさんあり、デジタルビデオカメラが最も活躍するシーズンです。これからデジタルビデオカメラを購入して、子供の活躍する姿を撮影したいという人も多いでしょう。そこで、本書ではデジタルビデオカメラの選び方、撮影の基本テクニック、運動会などのイベントを撮影するときのコツなどを説明しています。本書を読んで、たくさんの思い出をきれいに残しましょう。
SDとHDの違い
| 解像度 | アスペクト比 |
SD | 720×480 640×480 | 4:3 |
HD | 1440×1080 | 16:9 |