Windows 7に乗り換えよう!

Windows 7とは?

いよいよ新しいWindowsが10月22日に発売されます。今回のWindowsは、その名もずばり、⁠Windows 7」です。⁠Vista」に比べると派手さはなくなってしまったネーミングですが、地味になったわけではありません。着実に進歩したOSとなりました。

ちなみに「7」というのは、Windowsの7番目のバージョンになることから名付けられたそうですが、開発版のバージョン表記は6.1になっており、6番目のバージョンのVistaの改良版と位置づけられています。

このことからも想像できるとおり、Windows 7はVistaとの互換性が非常に高いOSとなっています。Vistaのときに動作した周辺機器やソフトは、たいていの場合、問題なく動作します。

また、Professional以上のエディションであれば、新たに搭載されたXPモードを利用して、⁠運が良ければ⁠⁠、XPのときのソフトが利用できるようになっています。実際には、XPモードを利用するには、いろいろと制限があるので、必ず古いソフトが動くというわけではありませんが、会社で使っている業務用のソフトがVistaで動作しなくて、OSを乗り換えられなかったという人は、乗り換えを検討してみる価値があるでしょう。

早くて軽い!

システム条件もVistaのときとほとんど同じなので、Vistaがインストールできたパソコンは、7もインストールできると思います。

参考までに、手元にある2005年に発売されたノートパソコンに開発版をインストールしてみましたが、問題なく動作しています。それどころか、驚くべきことに、Vistaよりも快適に動作しています。Vistaをインストールしたときは、動作がのろのろしていて、アップグレードを断念したのですが、⁠Windows 7」ならこのまま使えるのではないかと思ってしまうほどでした。少なくともVistaのときよりは、起動時間も早くなり、全体的にきびきびした動作になっています。

Windows7の基本画面 ネーミング同様、Vistaほどの派手さはないが、シンプルで軽そうなイメージがある
Windows7の基本画面 ネーミング同様、Vistaほどの派手さはないが、シンプルで軽そうなイメージがある

Windows 7のエディション

Windows 7の国内で購入できるエディションは、5つになりますが(下表参照⁠⁠、パッケージとして購入できるのは、⁠Home Premium⁠⁠、⁠Professional⁠⁠、⁠Ultimate」の3つになります。アップグレード版もあり、アップグレードできる条件などがかなり複雑なので、注意が必要です。

エディション内容
StarterネットブックPC向けのOEM用エディション
Home Premium家庭向けの一般的なパソコンにインストールされる主力エディション
Professionalビジネス向けのエディション
Ultimateすべての機能を利用できるエディション
Enterpriseすべての機能を利用できる企業向けのエディション

ここまでで、Windows 7について簡単に紹介してきましたが、もっとWindows 7について詳しく知りたいという人は、⁠今すぐ使えるかんたん Windows 7」がオススメです。