ITシステムあるところにサーバ/インフラエンジニアあり
Twitter、FacebookなどのWebサービス、企業における社内業務システム、金融システム…。人と人のコミュニケーションのあるところにはほぼ必ず、なんらかのITシステムがあります。そしてそれらのほとんどは、情報流通を支える基盤として、常に稼働し続けていることが求められます。なんらかの異常でシステムが止まれば、社会問題として新聞の1面を飾ってしまうこともしばしばな昨今、こうしたITシステムを常に、何事もなかったかのように稼働させ続けるというのは、実は見えないところで多大な努力が注がれているのです。そしてこうしたITシステムを支える役割を果たすのが、サーバ/インフラエンジニアです。
エンジニアとしての力量が問われる「効率力」
本書は、これからこうした仕事に就こうとしている新人エンジニアの方をはじめ、サーバ/インフラエンジニアとして現在活躍している方、それに開発業務のかたわら運用にも携わるエンジニアの方に向けて、サーバ/インフラ管理・運用のポイントや、素養として知っておくべきことをさまざまな観点から解説した書籍です。とくに注力しているのは、「効率化」。サーバ/インフラエンジニアが扱わなければならないシステムは多岐にわたり、しかも日々、問題の発生を見逃さずに見守るためには、計算機としてのコンピュータを道具としてどれだけ自由に使いこなせるかで、仕事の質が大きく変わってきます。そこで本書では、効率よくサーバ/インフラ管理を行うためのノウハウを、経験豊富な技術者が解説、そしてサーバ/インフラエンジニアであれば知っておくべき、クラウド、セキュリティやドキュメント作成などの解説も盛り込みました。
本書は、月刊誌「Software Design」の人気記事の中から、サーバ/インフラエンジニアのために必須の解説を厳選して掲載していた書籍です。読者からのフィードバックをもとに毎月掲載しているSoftware Designの記事をまとめているため、既存の書籍にはない、第一線のエンジニアの日々の経験に基づくノウハウを満載しています。