京の都で受け継がれてきた伝統的な図案

長い歴史をもつ京の都では、⁠匠の技」を持った作り手と、厳しく、そして優れた目を持つ使い手が相互に刺激しあうことで伝統美を育ててきました。その結晶のひとつが図案です。

図案にはそれぞれ特定の意味があり、その図案を用いる際には理由がありました。人々に愛された図案は長い年月を経て、現在に伝えられ、着物や陶芸品だけでなく、日常に使用する様々な品物にも使用されています。

そうした長い間伝えられてき、また実際に着物などで描かれた図案を集め、データ素材として収録したものが、⁠京の都伝統図案素材集」です。

本書は、創設以来60余年の歴史を有する、文部科学省認定の日本最大の図案家(デザイナー)集団である社団法人日本図案家協会が実際に手掛けた図柄を216作品収録しました。収録データ形式は、PSDとPNG、JPEGの3種類で、商用フリーのため、幅広い用途に利用できます。

図案を通して、日本の素晴しい伝統美を感じていただき、様々な作品にご活用いただければと思います。