BIOSとは?
パソコンを自作したことのない人でも、「BIOS」という言葉を一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。「Windowsが起動する前に出てくる黒い画面となにか関係があるらしいけど……」という漠然としたイメージを持っている人もいるかもしれません。
BIOS(Basic Input/Output System)は、CPUやメモリといったハードウェアの制御や、パソコンの初期化・起動を行うためのソフトウェアです。オーバークロックでCPUの能力を最大限に引き出したり、OSのインストール時に起動ドライブを選択したりと、Windows上では不可能な設定を行う自作PCユーザーにとってBIOSに関する知識は必須といえるでしょう。
BIOSからUEFIへ
そんなBIOSの歴史は案外古く、Windows以前に主流であった「DOS」の時代から同じ規格が使われてきました。しかし、パソコンをとりまく状況の変化は目まぐるしいもの。近年では、大容量ドライブの活用が難しい、最新のセキュリティ対策を盛り込めないといった問題も発生するようになっていました。
これを解決するために登場したのがUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)という規格であり、いまやほとんどのマザーボードがこれを採用しています。セットアップメニューでのマウス操作が可能になるなどインターフェース面での改良も進み、初心者にも親しみやすくなってきました。
これ一冊で安心!
このように進化してきたBIOS/UEFIですが、設定によってはパソコンの起動が不可能になったり、最悪の場合壊れてしまったりといった危険性は未だにつきまといます。「パソコンの高速化や自作に興味はあるけれど、BIOS/UEFIの設定に不安があって……」と躊躇している人もいることでしょう。
そんなときにも、この『BIOS/UEFI 完全攻略』があれば安心です。Intel・AMDそれぞれのプラットフォームに対応した充実の「セットアップメニュー全解説」をはじめとして、最新のWindowsが提供する特殊機能、BIOS/UEFI設定に必要なハードウェアの知識までを幅広く紹介している本書は、自作PCユーザーはもちろん、パソコンの詳しい動作を知りたい人にもおすすめの一冊です。