『パーフェクト』シリーズの最新刊パーフェクトRuby on Rails』

Ruby on Railsを使いこなそう!をテーマに

Ruby on RailsはRuby言語でWebアプリケーションを開発を効率良く行うためのフレームワークです。Rubyに限らず、C#でもJavaでもPHPでも大概の言語でWebアプリケーションを開発する場合にはフレームワーク(開発環境含む)が用意されているのは常識となっています。

「効率良く開発が行える」大きな理由は、自動生成などでよきに計らってくれる点にあります。確かに便利ではあるのですが、⁠理屈はよくわからないけどできた」つまり、フレームワークの裏で何が行われているかわからなくなる危険もあります。

  • -便利なツールは使い方を知ってこそ役立つ-

これは、⁠パーフェクト』シリーズの原点である第1弾の『パーフェクトC#』のテーマに通じます。今回はじめて言語側からでなくフレームワーク側から取り組みました。そういう意味で、今までのシリーズ構成とは若干違いますが、⁠パーフェクト』シリーズの1冊として自信を持ってお届けできます。

『パーフェクトRuby on Rails』をちょこっと紹介

本書は、開発や運用に活用するツール、Railsを拡張する方法など現場で役立つ知識を中心に、最新のRails4.1.1に対応した書籍です。

Part1では、RubyやRailsに関する基本的な知識と、Railsの核となるMVCの概念について説明しています。

続くPart2で、最近のRailsにとって重要な機能であるAsset Pipelineや、レイヤの追加、最新のgemについて解説しています。中級者以降の方は、この2つのPartは復習として読んでみるとよいでしょう。

そしてPart3で、アプリケーションの設計、コーディングから、テストの書き方、プロビジョニングツールの使い方、デプロイに監視、と一通りの解説をしています。アプリケーションの書きはじめからリリース後までを通して学べるような構成となっています。

最後のPart4は、⁠より良いモデルの設計をするには?」⁠Railsを拡張したりプラグインを書くには?」という、Rails上級者を目指す方向けのトピックを取り扱っています。