ちょいカッコいい iPhoneオヤジを目指せ!

日本のスマホではシェア7割という圧倒的人気のiPhone。昨年からドコモも参入して、筋金入りドコモ派でもiPhoneデビューした人が多いのではないでしょうか。しかし、長年ガラケーに親しんでいたオヤジ世代には、人間の処理能力のほうが追い付かないという話もよく耳にします(個人の感想です⁠⁠。大丈夫! 誰しも同じなんです。

大画面化したスマホの中ではiPhoneは画面が小さくて見づらいということが、この世代には共通した悩みかもしれません。網膜ディスプレイより俺の眼の水晶体が限界。そこで「Safari」のウェブ画面では、親指と人差し指でぐい~んと広げる「ピンチアウト」を使えば拡大できる…のはご承知でしょうが、それが効かないサイトがあります。なぜ?!

それは最近増えてきているスマホ向けサイトなんです。PC向けサイトならピンチアウトで拡大きるんですが、スマホ向けに最適化されていると、いくら懸命に2本指で引き伸ばしても拡大できません。かくして文字の細かいスマホサイトは眉間の皺を深くするだけで、読むのを断念せざるを得ませんでした。

そんなときに使えるのがこのワザ。⁠設定⁠⁠→⁠一般⁠⁠→⁠アクセシビリティ]を開いて、⁠ズーム機能]をオンにします。すると画面を「3本指でダブルタップ」することで拡大できるのです。指を放さずに上方向にドラッグすれば、さらにぐいーんと拡大が可能。これで視力の衰えてきた「おとな」に優しいiPhoneになるというわけです。拡大時のスクロールも3本指ででき、もう一度3本指でダブルタップすれば元の表示に戻ります。

ホーム画面にある歯車のアイコン[設定⁠⁠→⁠一般⁠⁠→⁠アクセシビリティ]を開いて、⁠ズーム機能]をオンに。これで3本指ダブルタップが使えるようになります
ホーム画面にある歯車のアイコン[設定]→[一般]→[アクセシビリティ]を開いて、[ズーム機能]をオンに。これで3本指ダブルタップが使えるようになります

この方法はSafariに限らず、ホーム画面でも、どんなアプリを使っていても可能ですので、画数が多くて小さいとわかりにくい字、たとえばメールの名前が渡「邊」さんなのか、「邉」さんなのか、なんてことも正確に確認できます。細部の記憶があやふやな漢字は、iPhoneで変換して拡大して見れば書き間違いなしと、使いこなすと便利ですよ。

このように、おとなにはおとなの事情があるというもの。おとなのiPhone 一目置かれる使いこなし術ではほかにも「そう、これがやりたかったんだよ!」という、オヤジ世代の痒いところに手が届くような使いこなし術を紹介しています。