ピボットテーブルってなに?
Excelには知っていれば便利な機能が多くありますが、ピボットテーブルもそんな機能のひとつです。通常、クロス集計表を作成するには、データを入力したり、計算をしたり、表の見栄えを整えたリと作業工程が多くあります。もしも、ピボットテーブルの基本的な使い方をマスターしていれば、あっという間にクロス集計表を作成できます。視点を変えてデータを比較したいと思えば、比較したい項目名を選ぶだけで、表に表示する項目を変更できます。その都度、表を手作業で初めから作りなおす必要がありません。とても便利な機能ですので、初めて使った人は「もっと早く知っておきたかった!」と思われるのではないかと思います。
ピボットテーブル作成に必要なものはなに?
ピボットテーブルを作成するのに必要なものは、「もとになる表」です。この「もとになる表」のことを「リスト」といいます。難しそうに感じられるかもしれませんが、こういうイメージの表(図1)です。
図1
このリストを作成するには、「先頭行に見出し(フィールド名)を入れる」、「空白行や空白列を作らない」などをはじめとして、ほかにも決まりごとがあります。リストがルールにのっとって作られていないとピボットテーブルの作成がうまくいかなかったり、集計がうまくいかなかったりします。ピボットテーブルを作成するには、リストの準備が大切です。
さきほどのリストからピボットテーブルでクロス集計表を作成すると下記のようになります。
図2
ピボットテーブルの基本や便利な使い方を学ぶには?
「今すぐ使えるかんたんmini Excel ピボットテーブル 基本&便利技 [Excel 2013/2010対応版]」は、ピボットテーブルの作成方法を基本から学ぶのに最適な1冊です。ピボットテーブルを作成するために必要な内容を基本から解説しています。また、ピボットテーブル作成後の集計・抽出・分析方法やグラフ化する方法も丁寧に解説していますので、おすすめです。本書で解説する技を使って、多面的な視点でデータを集計しましょう。