ビデオがすごく身近に!
一昔前はビデオカメラがなくては撮影できなかった「ビデオ」。今はスマートフォンさえあれば手軽に撮影することができるようになり、とても身近になりました。旅行に行ったらスマートフォンを片手に、写真やビデオをたくさん撮影して帰ってくる方も多いのではないでしょうか?
しかし、もし「撮影しただけで、あとはパソコンに保存しておくだけ」というのでは少しもったいないです。大事なビデオや写真を作品としてまとめあげれば、人をあっと言わせたり、喜ばせたりすることができるかもしれません。ビデオ編集は、パソコンと編集ソフトさえあればだれでもかんたんにできるので、これを機に、ぜひはじめてみませんか?
ムービーメーカーってなんだろう?
Windowsでビデオ編集をするなら、「Windowsムービーメーカー」がおすすめです。Windowsムービーメーカーは、Microsoftが提供するビデオ編集ソフトで、なんと無料で使えます。無料とはいえ、基本的な編集機能は一通り揃っているので安心してください。ビデオを並べ替えたり、切ったり貼ったり、タイトルやテロップ、クレジットを付けたり、音楽を付けたり。無料のソフトですべてできてしまうのです。
ビデオ編集の「いろは」
ビデオ編集って何をどうやればよいのか、これからはじめる方には、なかなかイメージがわかないでしょう。ここでは、ビデオ編集の基本的な流れを紹介します。
①ビデオをパソコンに取り込む
まずは素材をパソコンに取り込まなければ何もはじまりません。どんなビデオを作りたいかをイメージしておき、それに必要なビデオ素材や写真素材をどんどん取り込みましょう。使わない素材は後から消去できるので、深く考える必要はありません。
②ビデオを並べ替える/カットする
素材を取り込んだら、ビデオの並べ替えや、不要な部分のカットを行います。どのような順序で並べればよいのか、完成イメージから逆算しましょう。これは作品の完成度を決めるほどの重要な作業です。試行錯誤を繰り返しながら行いましょう。基本は「起承転結」です。
③ビデオを演出する
ビデオの並べ替えまで行ったら、より作品としての完成度を高めるための演出を行います。ビデオ同士の切り替わりが自然になるようにしたり、タイトルやテロップを付け加えましょう。
④音楽やナレーションを入れる
最後に、必要に応じて音楽やナレーションを入れたら完成です。特に入れる必要がない場合でも、ビデオの音量を調整することで、ビデオの完成度を高めることができます。
スライドショーもらくらく作成!
雰囲気のよい音楽に合わせて、写真が次々と切り替わっていくスライドショー。スライドショーの作り方は、実はビデオ編集とほとんど同じです。スライドショーに必要なのは写真と雰囲気のよい音楽だけです。手元に写真がたくさんある方、もしくは、ビデオ編集に慣れたい方は、まずはスライドショー作りからはじめてみるのもおすすめです。
ビデオを人に見せよう!
苦労して作り上げたビデオは、やはり人に見せたときが本当の完成です。完成ビデオをDVDに保存すれば、家族や友達にあげたり、永久保存版として保管したりできるでしょう。ただし、今はインターネットサービスが充実してきており、これらを有効に活用するのもおすすめです。たとえば、「YouTube」や「Facebook」投稿するのもよいでしょう。また、「OneDrive」というMicrosoftのファイル保存サービスを利用すれば、メールでビデオのリンクを送るだけで、遠くに住んでいる人にもすぐにビデオを見せることができます。
ここで紹介したことは、すべて本書で解説しています。もしビデオ編集に少しでも興味がある方は、ぜひ、この本をお手に取ってみてください。ビデオ編集の入口に最適な一冊です。