SketchUpってどんなソフト?
SketchUpは3Dモデルを作成するソフトです。3Dと言うと難しい印象がありますが、SketchUpは操作が直感的でわかりやすく、かつプレゼン性が良く、それでいて軽いソフトなので、建築業界を中心にさまざまな分野で広く使われています。
SketchUpはどういうソフトなのか、いくつかの特徴から見ていきます。
オブジェクトの粘着性
SketchUpでは、直方体や円柱などのオブジェクトどうしが接すると、お互いにくっついてしまう特性を持っています。実際に見てみましょう。次の画像のように、大きい直方体と小さい直方体が接している状態で、小さな直方体を移動します。すると、小さな直方体に合わせて大きな直方体も変形します。このように、SketchUpには驚異的ともいえる粘着性があります。
3D Warehouse
SketchUpには、世界中のユーザーが作成したモデルをシェアして利用できる3D Warehouseという機能があります。3D Warehouseには、机や椅子、キッチンといった内観用のモデルから、木や自動車といった外観用のモデルまで、数百万のモデルが公開されています。これらのモデルをダウンロードして、自分のモデルに利用することができます。細かいパーツをいちいち自分で作成しなくても、クオリティの高いパーツを手軽に利用できるので、作業効率もあがります。
プレゼンテーション関連の機能
SketchUpには、モデル内を歩く視点で移動するウォークスルー、モデルを切断して断面を見せる、アングルやモデルの影を変更して表示するシーンなどのプレゼンテーションに使える機能が充実しています。また、シーンを複数作成して切り替えることでアニメーション動画も作成できます。
SketchUpで3Dモデリングをはじめよう!
このほかにも、モデルにタイルや木材などの素材をつけるマテリアル、線の太さや背景などをまとめて設定して切り替えらルスタイルなど、SketchUpには便利な機能が豊富にそろっています。本書「作って覚える SketchUpの一番わかりやすい本」は、実際に家のモデルを作成しながら、SketchUpの機能の使い方や操作方法を手順を追って解説しています。SketchUpは、3Dソフトは初めてという方でも使いやすいソフトです。本書を参考に、是非3Dの世界に足を踏み入れてみてください。