新型コロナウィルスの影響で、多くのビジネスの常識が変わってしまいました。これからどのようなトレンドになっていくのでしょうか。リアル店舗/ネットビジネスを問わず販促戦略の立案・アドバイスに定評ある竹内謙礼さんの予想の一部をご紹介します。
縮むシニア市場
旅行や体験教室、介護やスポーツジムなど、シニア層によって支えられてきたビジネスは、一時的ではあるものの減速する可能性が高いです。人と人との接触によってコミュニティを作り、信頼関係で商売が成立していたシニアマーケットは、感染を回避した非対面のサービスにシフトしていかなければ、生き残りが厳しくなります。今までオンラインやVRとは無縁の市場でしたが、今後は非対面のITツールを生かしたサービスを展開していかなければいけません。
恋愛ビジネスが新しい形で発展する
危機的状況に陥ると人恋しくなり、付き合い始めたり、結婚したりする人が増えるのは、よく起きるトレンドです。しかし、人との接触はできないので、オンライン上での合コンやマッチングイベントが急増し、新しい形の男女の出会いが生まれてくる可能性があります。
ワーケーションなどの新しい仕事のスタイルが発展する
テレワークで会社に行かなくても仕事ができることに気づいた人たちの中には、人口密度の高い都会での生活に見切りをつけて、地方都市に転居する例も出てくるでしょう。また、リゾート地で仕事をする「ワーケーション」(ワーク+バケーション)という仕事のスタイルが定着し、地方都市、過疎地が活性化していくかもしれません。
新型コロナウイルスが私たちの生活に大きな打撃を与えたことはまちがいありませんが、これを機に新しいビジネスチャンスが生まれていきます。竹内さんの新刊『巣ごもり消費マーケティング』では、これからの時代に対応するための戦略の立て方、ネットの知識がなくてもできる非対面営業の方法、巣ごもり消費で成果を出せる販促物のつくりかたなどのノウハウを集大成しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、新型コロナウイルスの影響でネットビジネスを強化する場合は、竹内さんの『ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?』もあわせてご一読をおすすめします。