そんなこれまでの“常識”は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で通用しなくなってしまい、テレワークを取り入れる企業が増えました。テレワークではコミュニケーションのしにくさなどのデメリットが懸念されますが、いざはじめてみると「これまで必要だと思っていたやりとりが意外とムダなことがわかって、かえって仕事がしやすくなった!」という声が散見されました。
これは、テレワークに限った話ではありません。職場を見渡せば、「これって、いまはもう違うやり方にしたほうが絶対に効率いいよね……」という仕事がゴロゴロあるのではないでしょうか。
とはいえ、仕事のやり方をアップデートするにも、いろいろな問題が。「いまなんとかなってるから、改善しなくてもなんとかなるんじゃない?」と先送りにされる。「RPAというのが流行っているらしい」とソリューションを導入してみるもののまったく使えなかったり、かえって仕事が増えてしまう。やる気はあっても何をしたらいいかわからず、いつの間にか終息してしまう……。
そんな業務改善で“あるある”な問題と原因、そして対処法をまとめたのが、シリーズ累計24万部となった問題地図シリーズの新刊『業務改善の問題地図』。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士として300を超える企業・官公庁・自治体の現場に携わってきた沢渡あまねさん、そして業務改善、IT化支援、RPA導入を推進してきた元山文菜さんが、現場のリアルをこれでもか!と綴っています。今こそ新しい時代へ向けて変化する機会ととらえて、日々の業務を見直してみてください。