Microsoft認定試験Azure Fundamentals[AZ-900]試験を受けよう

Azure Fundamentals試験(AZ-900)は、マイクロソフト社のベンダー資格試験です。マイクロソフト認定資格には、初学者を対象とした基礎的なFundamentals認定資格、開発者や管理者などビジネス上の役割に応じたロールベースの認定資格があります。

Azure Fundamentals試験は、Fundamentals認定資格に分類され、マイクロソフト社のクラウドサービスMicrosoft Azureを知るにあたって、基礎となる資格試験です。いわば、⁠Azureのキホン」のような試験です。初学者向けに設計されており、マイクロソフトの基礎技術以外にも、一般的なクラウドのスキルを証明できる資格です。また、この資格はITエンジニアだけでなくMicrosoft Azureをベースとしたクラウドをビジネスに応用したい人に向けた入門系の資格です。

どんなジャンルが出題されるか?

Azure Fundamentals試験は、以下のジャンルから出題されます(カッコは出題割合⁠⁠。

  • クラウドの概念(20〜25%)
  • コアAzureサービス(15〜20%)
  • Azureのコアソリューションと管理ツール(10〜15%)
  • 一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能(10〜15%)
  • ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能(20〜25%)
  • Azureのコスト管理とサービスレベル契約について説明する(10〜15%)

    Azure Fundamentals試験は、もちろんクラウドサービスAzureがメインの試験ですが、SaaS、PaaS、IaaSって何? とか、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドってどう違うの? というようなクラウド概念のような問題も出題されます。

    試験の形式は?

    試験はコンピュータで解答するCBT試験です。制限時間は60分で44問出題されます。マイクロソフト社のWebサイトより試験を申し込み、試験提供会社(Pearson VUE)が運営する試験会場で受験します。また、オンラインでの受験も可能となっています(試験に必要なシステム要件あり⁠⁠。

    試験の形式は、主に択一形式の問題で、問題文に対して解答を選択します。選択肢の数は問題によりまちまちであるため四択の問題とは限りません。また、似たような質問が繰り返されるタイプの新しい問題形式も存在します。

    資格を取得するメリットは?

    Azure Fundamentals試験を取得することで、一般的なクラウドサービスの基礎とAzureの一般的な概念やテクノロジーの知識があることの証明になります。また、資格を取得することで、Azureの基礎技術とサービス概要を知ることが可能となり、顧客にAzureを紹介したり、ビジネスにどのように使えるのかなど説明ができるようになります。

    さらに上位のAzure系資格を目指すことも可能です。組織のAzure管理者としてのスキルを伸ばすためのAzure Administrator Associate(AZ-104⁠⁠、Azureを利用したシステム設計や計画などのスキルを証明するAzure Solutions Architect Expert(AZ-303、AZ-304)などの試験が用意されています。

    まずは「Azureのキホン⁠⁠−Azure Fundamentals試験(AZ-900)を受けてみてはいかがでしょうか。