動物園の人気者、パンダ
動物園には多くの人気者がいます。その中でも、この動物がいる動物園・施設はとくに注目が集まり、家族連れや友人・知人、また、愛好家などなど。たくさんの人が、その動物を目的に足を運びます。
そう、パンダです。
いわゆる白と黒のパンダの正式名称は「ジャイアントパンダ」。歴史的には、アニメの主人公にもなり人気を博したレッサーパンダが最初に発見され、当初はこちらがパンダと呼ばれていたそう。
その後、1869年に、白黒の毛皮が発見され、そのときに当初パンダと呼ばれていた動物を「レッサーパンダ」、白黒の大きい方を「ジャイアントパンダ」と名付け、今に至ります。
主な生息地は中国の南西部の山々。その後、飼育などが行われ、世界各国にわたり、動物園などで人々の心を癒やしてくれるようになりました。
日本にパンダが初めてきたのは52年前の1972年
1972年に日中国交の正常化を記念して、中国から日本にジャイアントパンダのオスの「カンカン」とメスの「ランラン」が寄贈されたのが初めてのパンダの来日でした。上野動物園で飼育されることになり、社会現象となるパンダブームが起きました。
その後、上野動物園や南紀白浜のアドベンチャーワールド、そして、神戸市立王子動物園の3ヵ所でパンダの飼育が行われるようになり、パンダ(ジャイアントパンダ)好きがこぞって足を運ぶようになりました。
国内最高齢で、たくさんの人たちに愛された「タンタン」
今回は日本に来たパンダの中から、2024年時点日本で最高齢で、たくさんのパンダファンを魅了し、2024年3月31日に天寿を全うした、神戸市立王子動物園の「タンタン」をご紹介します。
タンタンが日本に来たのは2000年。4歳のときに日中共同飼育繁殖研究の一環として、7月16日に中国四川省にある臥龍ジャイアントパンダ保護研究センターから、オスのコウコウとともに来園しました。研究の一環でもありましたが、その5年前に起きてしまった阪神淡路大震災の復興のシンボルの役割も担って神戸に来たのです。
研究の一環では、人工授精による繁殖への取り組みなども行われる中、結果はうまくいかず、その中でも懸命に日本で暮らし、そして、28歳という日本国内にいたパンダとしては最高齢として、その命の幕を閉じました。
執筆者でもあり翻訳者でもありパンダ愛好家でもある、神戸万知さんによる1冊
今回紹介する『ありがとう! パンダ タンタン 激動のパン生~懸命に生きた28年間~』は、さまざまな児童書の翻訳をはじめエッセイ執筆、童話の再話などを手掛け、2012年に南紀白浜のアドベンチャーワールドで生まれたパンダ「優浜」の名付けをきっかけに、パンダ愛に目覚めた神戸万知さんが、これまで撮影してきたタンタンのたくさんの写真、取材や撮影を通じて感じたタンタンの魅力を1冊の本にまとめたもの。
ぜひ一度ご覧いただき、タンタンの28年間の人生ならぬパン生に触れてみてください。
また、今回の書籍は、各種書店ごとでさまざまな限定特典が用意されています。
- アクリルスタンド
- 書籍には載せられなかった未公開カットを収録したデジタルコンテンツ
詳しくは以下ページをご覧ください。
- 【数量限定】タンタンのアクリルスタンド3種類特典付き!
- https://gihyo.jp/book/topics?cid=376
- 【Amazon.co.jp限定】ありがとう! パンダ タンタン 激動のパン生 ~懸命に生きた28年間~(特典:本書未収録コンテンツ データ配信)
- https://www.amazon.co.jp/dp/4297143755