第1回,第2回では用語の理解、
特に以下の用語と測定ツールの仕様を理解しておくことはすごく重要です。
- ユニークユーザ数の測定仕様
- 訪問回数の仕様
(セッションの計測方法) - 流入元の判別方法
- コンバージョンは直接
(セッション内) か、 間接か?
上記が正確に把握できていないと、
実際、
例えばユニークユーザ数
自社の測定基準としてユーザ数はユニークユーザ数のことなのか、
よく用語の意味・
さて、
流入元の種類
数年前はウエブの流入元
しかし、
実際、
今では、
TV CMからの 「続きはWebで...」 「○○○○で検索」 というようにウエブ以外の媒体から自社サイトへ誘導することが盛んになってきています。
また、
複数媒体からのウエブへ誘導して効果を測定する
流入元をどれだけ、
PV数や、
まず、
一般的に流入元の把握には次の方法があります。
- リファラーから識別
(測定ツールが判定) - リンク先ページ+URLパラメータ (測定ツールに定義)
- 特別なランディングページ
(受け皿ページ) を用意して計測する
1.リファラーから識別する
リファラーにはユーザが直前に閲覧していたサイトのURLが設定されます。
しかし、
2.リンク先URL(ランディングページ)にパラメータを割り振る
URLパラメータ
上図の例ではwww.
3.特別なリンク先URLを用意する
広告出稿時に計測用の受け皿ページを用意しておき、
流入元の識別方法
各流入元の一般的な識別方法はつぎのとおりです。
- 直接アクセス
- リファラーがない流入元です。ブックマークからの流入も直接アクセスに含まれます。リダイレクトで流入してくる場合はリファラーなしの場合が多く、
直接アクセスに含まれる場合が多いようです。 - 検索エンジン
- リファラーのホスト名から検索エンジンの種類が識別できます。測定ツールによっては、
ドメイン名ではなく、 検索エンジン名 (Google, Yahoo!など) で表示できます。 - 外部サイト
- 測定対象のサイト以外の他サイトのことです。これもリファラーから識別できます。
- 検索連動型
(リスティング) 広告、 バナー広告、 アフィリエイト リダイレクト型か、
それ以外の方式かで異なります。 リダイレクト方式の場合は、
広告出稿時に計測サーバーの飛び先URLを登録します。 リダイレクト方式以外の計測ツールでは広告出稿時のリンク先URLで識別します。リンク先URLにパラメータを割り振って、
識別する仕様の測定ツールが多いようです。 リダイレクト方式の場合でも、
リンク先URLにパラメータを振っておくと、 後から集計する場合に便利なことが多い (後からログから判断できる) ので、 是非お勧めします。 - RSS
- URLパラメータによって識別が可能です。測定ツールによって識別できるものとできないものがあります。最近ではRSS専門の測定サービスもあります。
- メール
- 一般的にメールからの流入時にリファラーは設定されません。通常はメール文中のリンク先URLにパラメータを割り振って識別する場合が多いようです。
- ブログ/SNS
- リファラーのホスト名で識別できます。
- インターネットネット以外からの流入
- TV、 新聞、
ラジオ、 雑誌、 イベント、 DM、 屋外広告、 チラシ等のインターネット以外の広告からの流入です。 URLパラメータを割り振るか、 専用の受け皿ページを用意して計測しましょう。
利用している測定ツールの流入元の識別方法を必ず確認しておきましょう。
URLパラメータを振る場合は、
- ※)リダイレクト方式の注意点
リダイレクト方式の計測ツールや、
サービスを利用する場合、 リファラーが入ってこない場合があります。 後から、
リファラーを集計しようとしたら、 なにも入っていないため、 計測ができなかったという事例があります。 特にバナー広告やリダイレクト方式で測定するタイプのツールを利用している場合は、
事前に確認しておきましょう。 - ※)自然
(オーガニック) 検索と広告 自然検索からの流入か広告からの流入なのかを識別ができるか否かは測定ツールによって異なります。自然検索が多いと思っていたら、
実はほとんど広告だったという事例もあります。 SEO対策の効果なのか、
リスティングの効果なのかを識別することは今後ますます重要になってくると思われます。できれば自然検索と広告を区別することのできる測定ツールやサービスを利用しましょう。
第4回