筆者はHipster PDAでGTDを実践しています。GTDとはDavid Allenの著書「Getting Things Done」の略で、仕事術にとどまらないタスク管理の手法です。基本的な手法の提示だけで、使うツールは各自の好みでなんでもいいという特徴があります[1]。
筆者のHipster PDAの構成はGTDをふまえ次のようになっています。
in-box(Next Action、MIT)
白紙の情報カード 1~3枚
セパレーター(厚紙)
プロジェクトリスト
HOLDリスト(連絡待ち)
買い物リスト
言葉リスト
BOOKリスト
セパレーター(厚紙)
白紙の情報カード 3~5枚
全体で十数枚程度の情報カードでHipster PDAが構成されています。
思いついたことは一番おもてのin-boxに書きます。タスクであればそのままNext Actionになるか、プロジェクトへ転記されるかとなります。MITとはMost Important Taskの略ですが、これについてはのちほどZTDの説明で触れます。執筆時点でプロジェクトは9個、HOLDは4個ほどです。5×3サイズのHipster PDA1枚で収まる程度です。これを超えるようだとプロジェクトにしろ、連絡待ちにしろ、少し多すぎると思います。
MITとはMost Important Taskの略です。ZTDでは1日のタスクを最重要事項の1~3つに絞ることを提唱しています。そのうち少なくともひとつは、自分の人生の目的につながるものがいいでしょう。私はその3MITsを朝一番にHipster PDAのin-box、つまり一番おもてに目立つように赤で記入します。そしてそのMITからシングルタスクでこなします。3MITsが完了するまでは他のタスクには手をだしません。メールチェックもlivedoor Readerのチェックもそれからです。これを心掛けることで毎日自分にとって重要なことを一歩でも先へ進めることができます。また、GTDのフローに埋もれて大事なことを見失ってしまうことはないでしょう。この3MITsを私は業務開始2時間で完了させることを目標として、「2時間仕事術」とよんで日々実践しています。