Androidメモアプリでライフハック

第6回瞬間日記、mNote、トリカゴメモ~個性的で機能的なメモアプリたち

3月11日、東北地方を中心とする巨大な地震がありました。原発も心配です。毎日自分にできることを考えますが、鹿児島に住んでいる筆者にできることはとりあえず募金ぐらいです。そして、この連載を最後まできちんと執筆することでしょうか。

今回は、今まで紹介した他に筆者がよく使っているメモアプリを3つ取り上げます。瞬間日記、mNote、そしてトリカゴメモです。どれも個性的で機能的なメモアプリです。

瞬間日記~書きたい気になる日記アプリ

瞬間日記はその名の通り日記アプリです。iPhoneアプリにもあります。UIデザインがよくて使って心地よいメモアプリです。どんどん日記を書きたくなることでしょう。使って楽しくないと日記は続きませんよね。画像を添付して写真日記にすることも可能です。カレンダー表示もできます。女子うけがよさそうなアプリになっています。

図1 ヘッダ、フッタ部の色は自由に設定可能
図1 ヘッダ、フッタ部の色は自由に設定可能

パスコード(暗証番号)を設定するとプライベートで他人に見られたくない記述も可能です。筆者はTwitterにアップできないようなテーマの秘密日記として使っています。シンプルで直感的に使え、検索機能もあるのでメモアプリの入門としてもよいかもしれません。キーワードで検索するとリストで一覧表示されるのがいいですね。

便利なのは、期間を指定して日記の内容をメールできる機能です。筆者はこれを利用して一月ごとGmailへ送ることでバックアップしています。Gmailではメールの自動振り分け設定を利用して「diary」というラベルをつけ、自動アーカイブしています。

このように書いた日記は、時間を置いて読み返すと色々と発見があるはずです。昔の自分は他人のようなところがあり、思いがけない記述があったりするものです。GTDを実践している筆者は週次レビューで日記を読み返すようにしています。

mNote~シンプルかつ軽快なウェブメモアプリ

mNoteは、Simplenoteというウェブサービスと同期できるメモアプリです。SimplenoteはiPhoneアプリとも同期できるのでAndroidと両方使っている方など便利ではないでしょうか。同様なアプリですぐに思いつくのはEvernoteですが、よりシンプルで動作が軽いようです。

図2 シンプルにメモが並ぶメイン画面
図2 シンプルにメモが並ぶメイン画面

テキストのみを扱うこともあってか、同期が速く確実なようです。そこで筆者はパソコンで作った長文をSimplenote経由でmNoteに渡し、そこから共有機能でtwiccaなどに送ってTwitterに投稿したりします。Androidケータイでのフリック入力は便利ですが、やはり長文はキーボードの方が書きやすいですから。

このような使い方なので、第3回で紹介したCatch Notesとははっきりと使い分けが可能です。

mNoteでは日本語の検索が通らないのが残念です。一方Simplenoteでは日本語検索も可能で、かつタグもつけることができます。mNoteのバージョンアップに期待したいところです。

テキスト情報が中心の筆者のメモライフにおいては、EvernoteよりSimplenote(mNote)の方が使いやすいように感じます。

トリカゴメモ~一人ローカルツイッター

トリカゴメモは一風変わったメモアプリです。Twitter風のUIですがローカルで使うアプリです。Twitterのタイムラインのように自分が入力したメモが縦に並びます。メモは公開されません。オープンではない、クローズドでパーソナルな一人Twitterという趣のメモアプリです。

図3 Twitterのタイムラインのようなメイン画面
図3 Twitterのタイムラインのようなメイン画面

おすすめ機能は、メモを直接Twitterに投稿できることです。そこで使い方としては、思いついたことを一旦トリカゴメモにメモしておいて、時間をかけて修正や確認などしてツイートする、というのがいいと思います。脊髄反射でツイートして失敗ということが少なくなるでしょう。文字数カウント機能があるため、140字制限を事前に確認することもできます。

図4 メモを直接Twitterにポストすることが可能
図4 メモを直接Twitterにポストすることが可能

また、筆者は思いついたキーワードやフレーズなどもトリカゴメモに入力しています。入力した言葉はしばらく寝かせておいてTwitterやブログに発展させるようにしています。信号待ちなどのちょっとした隙間時間にアプリを起動してざっと眺めるといった使い方をしています。⁠タイムライン」をさかのぼりながら、カフェでアイデアを練るのもいいですね。

最近、キーワード検索機能も実装され便利になってきています。また、データのバックアップはSDカードへの「書き出し/読み込み」が可能です。

今回紹介した3つのアプリはどれも個性的な機能をもっています。容量の限界はありますが、Androidケータイは1つの端末に複数のアプリをインストールできます。もちろんかさばったりしません。ということは、用途に応じてメモアプリを使い分けることが可能です。無理に一つのメモアプリにこだわる必要はないと思います。

さて次回は最終回として、メモアプリでのライフハックという観点から、まとめ的な話をできればと思います。

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