さて、Androidケータイでは、WordやExcelのファイルが扱えるアプリが多くあります。Documents To Go以外では、OfficeSuite Pro 6やQuick Office Proなどがあります。どれも一長一短で、本家のWordやExcelと比較して、機能に差がなく遜色なく使えるアプリは存在しません。よって、これだけで書類を仕上げようとせずに、添削や下書きに使うなど、割り切った使い方をするのが得策です。
WordやExcelのファイルが扱えると言っても、使っているフォントや図表のレイアウトが上手く再現されないなどは、頻繁に見られる現象なので、Androidケータイ側でレイアウトの調整をするのは無謀な話で、やってもストレスが溜まるだけです。こうした問題は、いずれ、時間が解決するかもしれませんが、Documents To Goのようなアプリを導入しようと検討している方は、ご自身の使い方をよく見極めて下さい。場合によっては、ノートパソコンを持ち運んだ方が効率的な場合もあります。それでも、まずは始めてみないと、イメージが掴めないという方は、Documents To Goであれば、編集機能のないアプリは無料で配布されているので、それで試してみることをお勧めします。しばらく使ってみて、編集したいことが沢山あれば、『Documents To Go Full Version Key』を購入すると良いでしょう。
WordやExcel以外にPowerPointやPDFも扱える
Documents To Goは、WordやExcel以外に、PowerPointやPDFも扱うことができます。WordやExcel、PowerPointのMicrosoft Officeのファイルは、97から2010まで対応するので、多くのファイルを開くことができるので、ひとつあれば重宝するアプリです。
先でも取り上げたように、『Documents To Go Full Version Key』を購入することで編集機能が有効になりますが、それぞれ編集機能が異なるので、注意が必要になります。
たとえば、Wordで、ある文字を太字にしようものならば、メニューを表示して[書式]を選択すると表示される書式メニューから[太字]をタップします。この手順を、変更する項目数分だけ実施しないといけないと考えると、煩雑すぎて数個の項目を変更しただけで、音を上げてしまいます。Documents To Goで、編集するならば、装飾も諦めてテキストを添削する程度に留めておく方がストレスなく使えます。