WEB+DB PRESS Vol.38

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定価
1,628円(本体1,480円+税10%)
発売日
2007.4.24[在庫なし] 2014.12.23
判型
B5
頁数
224ページ
ISBN
978-4-7741-3100-9 978-4-7741-6870-8

概要

特集1
コードジェネレータ、AOP、O/Rマッパ、HTMLモックで実現!
無駄なコードを書かない技術

バグを最小限に抑える方法は、コードを書く量を最小限にすることです。開発の工程の中には、業務ロジックとなる、書く必要のあるコードはもちろん存在しますが、それと同時に、工夫次第ではコードを書かずとも要件が満たせる要素も多く存在しています。本特集では、「いかに書くか」より「いかに書かないか」を考え、コードジェネレータやAOPなどを有効に活用して、不必要な工程を削ぎ落とした、よりシンプルに、よりクレバーに開発を進めるためのポイントをお送りします。

特集2
Rubyの哲学、RailsによるWebアプリ開発、そしてdRuby
はじめてのRuby & Rails

『達人プログラマー』の著書で知られるDave Thomas氏は、2005年に「今年は、Rubyの年になる」と予想しました。その勢いは2007年になってもとどまるところがありません。今こそ「楽しさ」(=ストレスのないプログラミング)をモットーに作られたプログラミング言語Rubyを使い始めるときです。

本特集では、Rubyを使ったことがない人に向けて、初歩から順に解説していきます。まず第1章から第3章では、Rubyについて解説します。第4章から第5章では、「Less Software」(より少ないコード記述で済むソフトウェア)をモットーに作られたWebアプリケーションフレームワークRuby on Railsを紹介します。そして最後の第6章では、小さく実装された大きな枠組み、Rubyの分散オブジェクトシステムdRubyを取り上げます。

特集3
しくみがわかるとここまで違う
現場に効く DBチューニング入門

DBはそのしくみを理解したうえでSQLを書くのとそうでないのとで、パフォーマンスが劇的に変わります.本特集では、SQLは書けるけれども自分のコードの性能に不安があるという方、DB初心者の方を対象に、RDBMSのしくみを踏まえた「正しいチューニングのしかた」を、どこでどのように手を加えるべきか、「理論編」「実践編」に分けてわかりやすく解説します.実践編ではディスク、テーブル読み込みなどの基本構造を説明したあと、チューニングとは何か、どのように行われるべきものかについて、そして実践編では、SELECT文や結合などSQLの基本構造を説明したうえで、SQLチューニングのポイントとなる結合のパフォーマンスアップ技法を解説します。

新人歓迎企画
これからのソフトウェア開発者に求められること
学ぶべきこと、学び方、開発リテラシー

ソフトウェア技術には寿命があり、短くて2年、3年、長いものでも10年経てば過去のものと見られるようになります。開発手法やソフトウェアの提供方法もその時代に合わせて変化していきます。しかし同時に、「本質」という寿命の長い知識もあります。これからのソフトウェア開発者には、変化に対応して学び続けること、本質から理解することが求められます。

本企画では、新人のソフトウェア開発者の方に向け、学ぶべきこと、学び方、これからの開発に必要なリテラシーを解説していきます。

事例企画
開発者の流儀
新サービス構築の舞台裏

現在のWeb業界では、アイデアをいかに素早く実現するかが重要です。エンジニアには、高品位なサービスを素早く低コストで開発することが求められています。本企画では、インターネット証券、イベント検索サービス、Webカレンダーといった実在するサービスの構築時の苦労や工夫を、開発者自らがそのノウハウとともに解説します。

目次

特集1
無駄なコードを書かない技術
コードジェネレータ、AOP、O/Rマッパ、HTMLモックで実現!

  • 第1章:書かない開発の原理・原則
    そのコードは本当に必要なのか?……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第2章:コードを生成する技術~コードジェネレータ編~
    煩わしい記述は任せてしまおう……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第3章:コードをなくす技術~AOP導入編~
    力技を使わねばならぬときだってあるのだ……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第4章:コードをなくす技術~データ詰め替え処理編~
    現場にしかわからぬ苦労を甘くみない……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第5章:コードをなくす技術~O/Rマッパ編~
    実装クラスもSQL文も自動生成……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第6章:コードを再利用する技術~ライブラリ編~
    共有すれば、みんなHAPPY!……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥
  • 第7章:修正コストを減らす技術~HTML編~
    HTMLを見直せば、画面修正もラクになる……出羽健一/佐々木一/西岡祐弥

特集2
Rubyの哲学、RailsによるWebアプリ開発、そしてdRuby
はじめてのRuby & Rails

  • 第1章:はじめてのRuby
    ストレスフリーのプログラミング……角征典
  • 第2章:Rubyのオブジェクト指向
    メソッド、クラス、名前空間とモジュール……角征典
  • 第3章:Rubyの便利な機能
    コレクション、ブロック、メタプログラミング……角征典
  • 第4章:はじめてのRuby on Rails
    Less Software ――より少ないソフトウェア……角征典
  • 第5章:RailsによるWebアプリケーション開発
    ActionController、ActionView、ActiveRecord、scaffold……角征典
  • 第6章:はじめてのdRuby
    手のひらの分散オブジェクト……関将俊

特集3
しくみがわかるとここまで違う
現場に効く DBチューニング入門

  • Part1 理論編
  • 第1章:RDBMSのからくり
    DBはディスク上のデータにいかにアクセスするか……羽生章洋
  • 第2章:はじめてのパフォーマンスチューニング
    ボトルネック解消の実践的手順……羽生章洋
  • Part2 実践編
  • 第3章:SQLのしくみ
    テーブルとSELECT文の基本構造……和田省二
  • 第4章:結合のしくみと役割
    SQLチューニングのカギ……和田省二
  • 第5章:SQLチューニングBefore/After
    「結合」のパフォーマンスアップ……和田省二

新人歓迎企画
これからのソフトウェア開発者に求められること
学ぶべきこと、学び方、開発リテラシー

  • 第1章:これからのソフトウェア開発とは
    今までの開発、これからの開発……相馬純平
  • 第2章:学ぶべきこと
    業務知識、わからない言葉、技術の本質……相馬純平
  • 第3章:学び方
    書籍・雑誌から、Webから、コードから……相馬純平
  • 第4章:これからの開発者に必要なリテラシー
    テスト駆動開発、Wiki、バグトラッキングシステム……相馬純平

事例企画
開発者の流儀
新サービス構築の舞台裏

  • 第1章:スケーラブルなインターネット証券システムをアジャイル開発
    オープンソース、低コスト、短期間……笠原正寿
  • 第2章:Web 2.0開発現場で本当にあった話
    企画する人がいて、営業する人がいて、そして開発するオレ……石丸清基
  • 第3章:ゼロからのWebカレンダーサービス開発
    自由度の高い時系列データ管理を目指せ……奥田佳子/吉永浩和

連載

  • RESTレシピ ―― クールなWebシステムへの道しるべ
    【新連載】URIの設計……山本陽平
  • [見せます! 匠の技]スケーラブルWebシステム工房
    【新連載】いろんなものをロードバランス ―― MySQL、SMTPサーバ……ひろせまさあき
  • PHPベストプラクティス探検隊
    【新連載】日付処理をエレガントに……繁田卓二
  • エンジニアとして生き抜くための戦略と戦術
    【新連載】SEサバイバル時代の生き残り方……桐山俊也
  • Recent Perl World
    【第7回】効果抜群のPOE ……主要コンポーネントの攻略……伊藤直也
  • .NET開発天国
    【第7回】Windows Vistaのガジェットを作る……尾島良司/猪股健太郎

コラム

  • プログラミングの光景
    【新連載】デバッグについて……高林哲
  • 児玉サヌールと田中ばびえの会社訪問
    【新連載】ザ・ストリッパーズ……児玉サヌール/田中ばびえ
  • サンフランシスコで昼食を
    【新連載】JTPAシリコンバレーツアーに参加……宮川達彦
  • 小飼弾のAlpha Geekに逢いたい(ハート)
    【#6】(株)ガイアックス 天野仁史+Hamachiya2……小飼弾
  • 濃縮還元オレンジニュース
    【第7回】2~3月の厳選ニュース……角田直行
  • Start! MacBook
    【新連載】なぜMacなのか ……発注&到着からApacheでCGIを動かすまで……たつを
  • [不定期コラム]カメラスキープレス
    • 【#01】PHOTO IMAGING EXPO 2007へ(1)……カメラスキー
      【#02】PHOTO IMAGING EXPO 2007へ(2)……カメラスキー