オープニングキーノートにはW3C/Keio深見嘉明氏が「HTML5 登場の意義と Web 標準とのつきあいかた」と題したプレゼンテーションを行う。HTMLバージョンアップの背景、これからのWebの姿、Web標準とのつきあいかたについて、W3Cの視点から発表する。
この他、主催者でもあり、Internet Explorer開発元でもあるMicrosoftからは、「マイクロソフトの新しい Web ブラウザー Internet Explorer 10 と HTML5」と題し、IE10とHTML5に関する取り組みが発表される。IE10は今年4月に開催されたMIX11でプレビュー版が発表され、現在も開発が進んでいる。ブラウザというユーザとのタッチポイントツールにおいて、HTML5がどう表現されるのか、注目したい。
さらに、html5j.orgの枠では「Presented by html5j.org。おれの HTML5 の話を聞け」というテーマで、3つのプレゼンテーションが予定されている。
最後のセッションは、今もなお日本のゲームシーンを席巻しつづけている『FINAL FANTASY』のキャンペーンサイトが取り上げられる。開催日前日、12月15日に最新版『FINAL FANTASY XIII-2』が発売され、発売に向けてキャンペーンサイト「モーグリのツイートキャッチ」が公開されている。このサイトは、HTML5のCanvasやGeolocation、CSS3を利用している他、バックエンドインフラにはWindows Azureを採用しているとのこと。
今回、サイト制作を担当したクレアテックが「HTML5 プロジェクトの舞台裏~FINAL FANTASY XIII-2キャンペーンサイト~」と題し、企画からリリースまで、その裏側を公開する。