こんにちは、「エンジニアサポートCROSS」事務局の山口です。
1月18日に、勉強会の祭典「エンジニアサポートCROSS 2013」が開催されます。前編では趣旨と全体についてご紹介しましたが、今回はこのイベントのなかで、個人的に注目しているセッションを取り上げてみます。
大規模インフラにおける障害
登壇者 | ニフティ 市角/さくらインターネット 鷲北 |
時刻 | 11:40~12:40 |
会場 | D会場 |
2010年頃から日本においても、IaaSサービスが多数立ち上がり、サービス側ではシステムをクラウド用に最適化するなど様々な対応が実施される一方、クラウドベンダー側に端を発するさまざまな障害を体験した方も多かったかと思います。
このセッションでは、さくらインターネット、ニフティと国内でクラウドを提供している企業の中の方に登壇していただき、これまでにどのような障害を経験されたのか、それに対しどのように対応されたのか等、語られることの少ない大規模インフラの現場の話をうかがいます。
また、会場とのやり取りの時間も設けており、インフラを担当されている方やクラウドを使ったサービスを企画されている方などはぜひご参加ください。一緒にパブリッククラウドの特性を再確認しながら、みなさんのビジネス、ひいては今後のクラウド業界・Web業界の成長に寄与できるセッションとなるはずです。
体系的に学ぶ安全な利用規約の作り方
登壇者 | mala、◯◯先生 |
時刻 | 18:00~19:30 |
会場 | B会場 |
最近のWebサービスは、実行環境の多様化やビジネスモデルの複雑化に伴って個人情報やログデータの取り扱いも非常に複雑化しているため、サービスやソフトウェアが何を実施しているのかを直感的に理解することが困難になってきています。
企業、エンドユーザー、サービスを構築する技術者と、利用規約を作成・査読する法務部との間で、用語や知識などのギャップをどのように解消していくべきか。真に安全で、ユーザーに誤解を生じさせないサービスを提供するためには何をすればいいのかを、UIエンジニアの観点から考察するセッションです。
エンジニアからみると、「あたりまえ」の用語ってありませんか? 例えば、アプリケーション内で使う「ローカルキャッシュ」があり、それを解析する場合、どのような用語を使えば法務担当者や利用者に誤解を与えないようにできるのでしょうか。
このようなギャップがある前提でどのような利用規約があるべきなのか、一緒に考えてみませんか。
企業CROSS
時刻 | 第1部 14:00~15:00、第2部 16:30~17:30 |
会場 | 第1部、第2部ともにD会場 |
今年のCROSSも多くのスポンサーのご支援をいただいております。他の多くのイベント同様「スポンサーセッション」がありますが、なんと、CROSSではスポンサーセッションもクロスしています!
現在、Yahoo! x ニフティによる「クラウドストレージについて」や「クラウド構築・運用の苦労話」、DeNA x GREE x α と大物司会者によるパネルディスカッションが予定されています。
クロスしてディスカッションすることで「優劣」ではなく、各企業の「価値」・「指向」の差異を引き立て、通常のスポンサーセッションよりもはるかに深く、企業の狙いや思い、ユーザに提供する価値をうかがうことができます。
また、プラチナスポンサーは「スポンサータワー」が大会場内に、ゴールドスポンサーも「スポンサーブース」を設けていますので、ぜひお立ち寄りください。
CROSSへのお誘い
今回もクロスセッション盛りだくさん、なんと登壇者だけで100名近く!それに加えて、ベンチャーキャピタリストによるコンテスト、話したい人が話したいことを話すアンカンファレンスも行います。さらに今回はニフティ、マクニカネットワーク、klabによるランチセッションもあります。
2013のスタートダッシュを決めるため、そして2012年/2013年の技術総ざらいに加え、新年の抱負を会場で立ててみてはいかがでしょうか。
- エンジニアサポート新年会2012 CROSS
- http://www.cross-party.com/