弊社新刊の『統計思考の世界』の著者、三中信宏氏の刊行記念の大型イベントを7月20日(金)の19時から開催する。場所は五反田のゲンロンカフェ。同イベントは、昨年4月に出版された『思考の体系学』(春秋社)と新刊『系統体系学の世界』(勁草書房)の姉妹本を合わせたトークイベント。
膨大な情報、複雑なデータ、不確かな状況を前にして、人間はどのよう意思決定を行うべきなのか?
三中氏は、さまざまな事柄を「分類」し「系統」づけること、また「可視化」することで、いかに情報を解析し「読み取る」かを横断的に探ってきた気鋭の研究者。新刊『系統体系学の世界』では、生物体系学の変遷を考察しながら、科学と科学史・科学哲学のあるべき関係についても考察している。
情報を体系化し、思考を明快にして、合理的な結論を導き出すこと。
文理や専門分野の壁を超えて、今、私たちの誰もが必要としているその課題へのヒントを、三中氏の体系学研究に探る。
聞き手は、山本貴光氏と吉川浩満氏。『ゲンロンβ』の共同連載「人文的、あまりに人文的」でも知られる博学人文研究者コンビ。
この3人のイベントは、昨年9月に行われた「分ける、つなぐ、で考える――分類と系統樹から見える世界」以来2度目である。
それぞれの分野で「思考のあり方」を深く追求してきた3人による、ゲンロンカフェならではのエキサイティングな鼎談。
当日会場ではイベントのテーマである書籍の販売も行われる。