"Ubuntu on Windows"や"Debian on Windows"など、Widonws 10上で利用できるLinuxディストリビューションが増えてきた昨今だが、Microsoftはまもなく「Spring Update」と称したWindows 10の大幅アップデート(バージョン1803)を発表する予定で、UbuntuやDebianの対応もここに含まれている。ここでは3月7日付けの同社の開発者向けブログ「Windows Command Line Tools For Developers」に掲載されていたコマンドラインユーザ向けのハイライトを紹介する。
- What’s new for the Command Line in Windows 10 version 1803 - Windows Command Line Tools For Developers
WSL(Windows Subststem for Linux)
仮想マシンを介さずにネイティブにWindows上でLinuxディストロを実行できるWSL。このWSLで扱えるOSにKali LinuxとDebianが加わった。いずれもWindows Storeから直接ダウンロード/インストールが可能。さらにWindowsとLinuxの互換性を高める新ツールとして「wslpath」が登場、もちろんWSL上で動作する。また、新たにUNIXソケットがサポート、UNIXソケットを介したWSLとWindowsアプリケーションの連携が可能になっている。
Hyper-V
オープンソースプロジェクト「XRDP」を拡張した「Enhanced Session Mode」により、Hyper-V上でのLinux(Ubuntu)仮想マシンがより簡単に起動できるように。また、仮想マシンのコンフィギュレーションを容易にする「Quuick Create」も提供へ。
CLIツール
OpenSSHベースのクライアント/サーバが新たに追加、クライアントはデフォルト、サーバはオプションで提供へ。またCLIのコマンドとして「tar」と「curl」をサポート。
UWPコンソールアプリケーション
Windows 10用の統合アプリケーションプラットフォーム「UWP(Universal Windows Platform)」のAPIを使ったアプリ開発を容易にするコンソールアプリケーションを新たにサポート。
こうしてみると、Linux開発者のニーズを丁寧にすくい上げた印象が強いアップデートだといえる。Microsoftは開発者に対しさらなるフィードバックを呼びかけており、まだまだ機能強化の波はつづきそうだ。