Linus Torvaldsは1月9日
Linux 5.
- futex_
waitv() …FUTEX(Fast User Mutex:高速ユーザ空間機構) からスプリットした 「FUTEX2」 で、として追加されたシステムコール 複数のfutexを待機可能。Windowsの 「WaitForMultipleObjeccts」 をエミュレートし、 WineやProton (Steam Play) などWindows互換レイヤで動作するゲームのパフォーマンスを大幅に向上させることが可能に - FAN_
FS_ …fanotifyERROR (ファイルアクセス通知機能) が新たにサポートするファイルシステムのヘルスモニタリング機能。デーモンがファイルシステム上の問題を検知するとすぐに 「notify sysadmin」 「start recovery」 などのアクションを取ることが可能 (現時点でサポートするファイルシステムはext4のみ) - folio(s) …4KBよりも大きいページサイズでメモリを管理できる機能。汎用的なワークロードのパフォーマンス向上が実現
- タスクスケジューラにCPUクラスタサポート
(L2/ L3キャッシュの共有など) を追加、 Kunpeng 920やJacobsvilleなどに対応 - Intelのサーバ/データセンター向け新命令機構
「AMX (Advanced Matrix Extensions)」をサポート (機械学習の推論で非常に高い性能が期待、 「Sapphire Rapids」 に搭載予定) - Linux 5.
15 で追加された「DAMON …プロアクティブなメモリリクラメーションをサポートする(Data Access MONitor)」の拡張 「DAMON_ RECLAIM」、 メモリ領域に対し、 一定の期間に一定のアクセス頻度で処理を行うオペレーションスキーム 「DAMOS (Data Access Monitoring-based Operation Schemes)」、 物理アドレス空間モニタリング (Physical Memory Address Space Monitoring) のサポート (以前は仮想アドレス空間のモニタリングのみサポート) - メモリの輻輳制御
(書き込み) の改善 (congestion_ wait()のリプレース )
Linusはすでに次期バージョンとなる