作る,できる/基礎入門 電子工作の素
- 後閑哲也 著
- 定価
- 2,838円(本体2,580円+税10%)
- 発売日
- 2007.4.11[在庫なし]
- 判型
- B5
- 頁数
- 328ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3078-1
サポート情報
概要
部品の知識,回路図の読み方,プリント基板の作り方,工作道具の使い方から加工,製作まで詳しく解説しています。工作名人のテクニックとノウハウを満載した,実際に使うための「道具」としての書物です。電子工作の素がぎっしり詰まっています。
なお本書は好評の「誰にでも手軽にできる 電子工作入門」(弊社刊)を全面リニューアルしたものです。情報を更新(最新の電子部品や機器・ツールに差し替え)し,表面実装部品のはんだ付けの仕方など,新しい技術の解説を追加し,さらに誌面を刷新(サポート解説:「常識」「用語解説」「アドバイス」「注意点」を掲載)しました。
入門者にもやさしく,もちろんホビーユーザ,学生,エンジニアにも満足できる一冊です。
こんな方にオススメ
- 電子工作のいろはから学びたい方
- 困った時のガイドブックを探している方
- ホビーユーザ、工学系の学生
目次
第1章 電子工作の常識
- 1-1 「電子工作」ってなに?
- 1-2 回路図の見方・書き方
- 1-2-1 回路図の基本的な要素
- 1-2-2 部品の略号と記号
- 1-2-3 電子回路の基本単位
- 1-2-4 回路図の接続と交叉
- 1-2-5 電源とグランド
- 1-2-6 その他の常識
- 1-3 電源とグランドのノウハウ
- 1-3-1 グランドと誤動作
- 1-3-2 電源の問題とパスコン
- 1-4 回路図に描いてないこと
- 1-4-1 部品の配置と実装方法
- 1-4-2 明確に描かれない配線
- 1-4-3 部品の特性や種類
- 1-4-4 機構部品
- 1-4-5 機能やタイミング関連
- 1-4-6 使用環境
第2章 電子部品の知識
- 2-1 電子部品の使い方
- 2-1-1 電子部品の種別
- 2-1-2 電子部品の使い方のポイント
- 2-1-3 情報の入手方法
- 2-2 抵抗器(レジスタ)
- 2-2-1 抵抗器の種類
- 2-2-2 各種特性と使い方
- 2-2-3 抵抗値のE系列
- 2-2-4 抵抗値とカラーコード
- 2-2-5 合成抵抗値の求め方
- 2-2-6 抵抗器の実装方法
- 2-2-7 チップ抵抗器
- 2-2-8 集積抵抗器(抵抗アレイ)
- 2-2-9 可変抵抗器(ボリューム)
- 2-2-10 半固定抵抗器
- 2-3 コンデンサ
- 2-3-1 コンデンサの回路図記号
- 2-3-2 コンデンサの種類
- 2-3-3 容量値と定格電圧
- 2-3-4 コンデンサの並列接続と直列接続
- 2-3-5 コンデンサの寸法
- 2-3-6 コンデンサの実装方法
- 2-3-7 バリアブルコンデンサ(バリコン)
- 2-4 ダイオード
- 2-4-1 回路図記号
- 2-4-2 ダイオードの基本特性
- 2-4-3 小信号用ダイオード
- 2-4-4 電源整流用ダイオード
- 2-4-5 ダイオードの実装方法
- 2-5 トランジスタと電界効果トランジスタ(FET)
- 2-5-1 トランジスタの種類
- 2-5-2 トランジスタの基本
- 2-5-3 トランジスタの規格表の見方
- 2-5-4 トランジスタの選び方
- 2-5-5 トランジスタの寸法と実装方法
- 2-5-6 電界効果トランジスタ(FET)の基本
- 2-5-7 電界効果トランジスタの規格表の見方
- 2-5-8 FETの選び方
- 2-5-9 FETの実装
- 2-6 アナログIC
- 2-6-1 汎用オペアンプ
- 2-6-2 オペアンプの回路図記号
- 2-6-3 オペアンプの基本特性と使い方
- 2-6-4 オペアンプの規格表の見方
- 2-6-5 オペアンプの選び方
- 2-6-6 オペアンプの実装方法
- 2-6-7 電源用IC:3端子レギュレータ
- 2-6-8 電源用IC:DC/DCコンバータIC
- 2-6-9 オーディオパワーアンプ用IC
- 2-6-10 モータ制御ドライバIC
- 2-7 デジタルIC
- 2-7-1 ゲート
- 2-7-2 TTLとCMOSの違い
- 2-7-3 デジタルICの規格表の見方
- 2-7-4 デジタルICの種類
- 2-7-5 パッケージの寸法と実装方法
- 2-7-6 プログラマブルIC
- 2-8 光関連半導体部品
- 2-8-1 発光ダイオード
- 2-8-2 セグメント発光ダイオード表示器
- 2-8-3 赤外線発光ダイオード
- 2-8-4 光受光デバイス
- 2-8-5 フォトインタラプタとフォトカプラ
- 2-9 発振素子とフィルター素子
- 2-9-1 発振素子
- 2-9-2 セラミック振動子(セラロック)
- 2-9-3 水晶振動子(クリスタル振動子)
- 2-9-4 高精度水晶発振モジュール
- 2-9-5 センサ
- 2-9-6 制御用デバイス
- 2-10 リレー
- 2-10-1 メカニカルリレー
- 2-10-2 半導体リレー
- 2-11 コイルとトランス
- 2-11-1 コイルの種類
- 2-11-2 トランス
- 2-12 コネクタとソケット
- 2-12-1 基板用コネクタ
- 2-12-2 多芯ケーブルコネクタ
- 2-12-3 同軸コネクタ
- 2-12-4 ピンジャック
- 2-12-5 ステレオプラグジャック
- 2-12-6 DC電源用プラグジャック
- 2-12-7 ICソケット
- 2-13 スイッチ
- 2-13-1 スイッチの種類
- 2-13-2 個別スイッチ
- 2-13-3 デジタルスイッチ
- 2-13-4 ロータリースイッチ
- 2-14 その他の部品
- 2-14-1 スピーカ
- 2-14-2 電子ブザー/圧電ブザー
- 2-14-3 液晶表示器
- 2-14-4 アナログメータ
- 2-14-5 電池ボックスとプラグ
- 2-14-6 放熱器
- 2-14-7 機構部品
第3章 設計の仕方の基礎
- 3-1 トランジスタ回路の設計法
- 3-1-1 トランジスタの機能
- 3-1-2 トランジスタのドライブ回路での使い方
- 3-1-3 電界効果トランジスタ(FET)の使い方
- 3-2 オペアンプ回路の設計法
- 3-2-1 オペアンプの電源供給方法
- 3-2-2 直流増幅回路の設計法
- 3-2-3 交流増幅回路の設計法
- 3-2-4 コンパレータ回路
- 3-3 デジタル回路の設計法
- 3-3-1 デジタル入力回路
- 3-3-2 デジタル出力回路
- 3-4 電源回路の設計法
- 3-4-1 独立の電源ユニットの場合
- 3-4-2 オンボード電源の場合
第4章 自作のノウハウ
- 4-1 電子工作用の設計ツール
- 4-2 回路図・パターン図の作成ツール
- 4-2-1 回路図・パターン図作成ツール「EAGLE」の概要
- 4-2-2 作業環境の作成:EAGLE
- 4-2-3 回路図の作成:EAGLE
- 4-2-4 パターン図の作成:EAGLE
- 4-3 プリント基板の自作法
- 4-3-1 用意するもの
- 4-3-2 手順1:パターン図の作成
- 4-3-3 露光
- 4-3-4 現像の仕方
- 4-3-5 エッチングの仕方
- 4-3-6 感光剤の除去
- 4-3-7 穴あけ
- 4-3-8 基板の切断と仕上げ
- 4-3-9 パターンの修正
- 4-3-10 部品の実装組み立て
- 4-4 組み立て方のノウハウ
- 4-4-1 はんだ付けのノウハウ
- 4-4-2 表面実装部品のはんだ付けの仕方
- 4-4-3 ケース加工のノウハウ
- 4-4-4 加工法(切断)
- 4-4-5 加工法(穴あけ)
- 4-4-6 加工法(取り付け)
- 4-4-7 配線の仕方
- 4-4-8 ケースの種類
- 4-5 測定器の使い方
- 4-5-1 デジタルマルチメータ
- 4-5-2 デジタルマルチメータの使い方
- 4-5-3 オシロスコープの使い方
- 4-5-4 パソコンを利用したオシロスコープ
- 4-6 動作チェックノウハウ
- 4-6-1 製作後のチェック
- 4-6-2 電源投入時のチェック方法
- 4-6-3 調整
第5章 製作の実際
- 5-1 AC電力コントローラ
- 5-1-1 基本検討
- 5-1-2 組み立てに必要な部品
- 5-1-3 組み立て
- 5-1-4 動作確認と調整
- 5-2 太陽電池を使ったニッカドバッテリ充電器
- 5-2-1 ニッカドバッテリ充電器の回路構成
- 5-2-2 部品と組み立て
- 5-3 専用ICを使ったリチウムイオンバッテリ充電器
- 5-3-1 基本回路
- 5-3-2 回路
- 5-3-3 部品,組み立て,調整
- 5-4 実験用電源
- 5-4-1 基本検討
- 5-4-2 回路設計
- 5-4-3 組み立てに必要な部品
- 5-4-4 組み立て
- 5-4-5 テストと調整
- 5-5 無線操縦ラジコン車
- 5-5-1 基本検討と全体構成
- 5-5-2 車体の組み立て
- 5-5-3 無線送受信モジュールと通信データ構成
- 5-5-4 受信ユニットの回路
- 5-5-5 受信ユニットのパターン図
- 5-5-6 組み立てに必要な部品
- 5-5-7 組み立て
- 5-5-8 受信ユニットのプログラム
- 5-5-9 動作テストと調整
- 5-6 ラジコン送信機
- 5-6-1 ラジコン送信機の構成
- 5-6-2 ジョイスティックの使い方
- 5-6-3 無線通信フォーマット
- 5-6-4 ラジコン送信機の製作
- 5-6-5 組み立てに必要な部品
- 5-6-6 組み立て
- 5-6-7 送信ユニットのプログラム
- 5-6-8 動作テストと調整
プロフィール
後閑哲也
1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。