Software Technology
改訂第5版ANSI C対応 はじめてのC
- 椋田實 著
- 定価
- 2,178円(本体1,980円+税10%)
- 発売日
- 2008.1.10[在庫なし]
- 判型
- A5
- 頁数
- 408ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3334-8
概要
C言語解説書の定番中の定番『はじめてのC』が6年ぶりの改訂を迎えました。変数などの基本項目から低水準入出力関数まで網羅した徹底的な解説は,お手軽なC言語入門書にはない厚みと深さがあります。
今回の第5版では,大学や専門学校などの教育機関で高い評価を得ている解説スタイルはそのままに,図解を多数掲載し,C言語初学者の方にも入りやすく,わかりやすい仕上がりとなりました。
こんな方にオススメ
- 理系の大学生、高専生、専門学校生
- 若手の文系プログラマ
- C言語の入門から次のレベルに進みたい方
目次
第1章 C言語入門
- 1.1 プログラムは「作業手順書」
- プログラミングとアルゴリズム
- 1.2 手続きの流れを明確にするフローチャート
- プログラムとフローチャート
- 1.3 プログラムが実行されるまでの手順
- プログラムの翻訳と実行
- 1.4 "C"とはどんな言語だろうか?
- C言語によるプログラミング
- 1.5 わかりやすいプログラムを書く
- C言語のプログラミング・スタイル
- 1.6 それぞれのデータ型をどう表現するか
- C言語のデータ型の表現
- 1.7 プログラムを構成する関数
- 関数の実行順と値を渡す方式
- 1.8 "C"の入出力を引き受けるもの
- 標準ライブラリ関数の機能
- 1.9 プリプロセッサで翻訳される命令
- 翻訳の最初の段階で置換が行われる
第2章 データ型
- 2.1 はじめは4つのデータ型
- C言語で使うデータの基本型
- 2.2 変数には記憶クラスを宣言する
- 変数と記憶クラス
- 2.3 変数の有効範囲はどうなるか
- 変数の記憶クラスと有効範囲
- 2.4 変数,配列に値を代入する
- 変数と配列の初期化
- 2.5 実際の値を直接表現する
- 定数の表し方
- 2.6 新しいデータ型を作る
- データ型の同義語を定義する命令
第3章 演算子
- 3.1 "C"で加減乗除を行う
- C言語の算術演算子
- 3.2 "C"で行う比較・論理演算
- 関係演算子と論理演算子
- 3.3 1を加算する演算,1を減算する演算
- インクリメント演算子とデクリメント演算子
- 3.4 ビットを直接操作する
- ビット演算子とシフト演算子
- 3.5 アドレスとその中身を指し示す演算
- アドレス演算子と間接演算子
- 3.6 "C"の代入・条件演算子
- 代入・cast・順次・条件・sizeof演算子
- 3.7 演算に先立って決められている規則
- 演算子の優先順位と結合規則
第4章 制御の流れ
- 4.1 制御の流れを分岐させる
- if-else文による条件分岐
- 4.2 同じ処理を繰り返し実行する・1
- while文による繰り返し処理
- 4.3 同じ処理を繰り返し実行する・2
- for文による繰り返し処理
- 4.4 条件により分岐先を選択する
- switch-case文による分岐先の選択
- 4.5 同じ処理を繰り返し実行する・3
- do-while文による繰り返し処理
- 4.6 繰り返し制御から抜け出す
- break文とcontinue文
- 4.7 "C"の無条件ジャンプ命令
- goto文による無条件ジャンプ
第5章 関数
- 5.1 "C"で使う関数の意味
- Cプログラムの構成単位である関数
- 5.2 関数の型を宣言する
- 関数の型と記憶クラス
- 5.3 関数間のデータのやりとり
- データの受け渡し方法
- 5.4 自分自身を関数として呼び出す
- C言語の再帰呼び出し
第6章 配列とポインタ
- 6.1 配列にデータを格納する
- C言語で使う配列
- 6.2 文字の集まりを配列に格納する
- 文字型データを扱う配列
- 6.3 配列のデータを自由に操作する
- ポインタと配列
- 6.4 関数間のポインタのやりとり
- ポインタと関数
- 6.5 ポインタを格納する配列
- ポインタ配列
第7章 構造体と共用体
- 7.1 データを操作しやすく組織化する
- データの集合である構造体
- 7.2 構造体のメンバを参照するには
- 構造体のメンバの参照とポインタ
- 7.3 あらかじめ構造体に値を入れておく
- 構造体の初期値設定
- 7.4 関数へ構造体データを渡す
- 構造体と関数
- 7.5 同一アドレスへ異なるデータを割り当てる
- 共用体(ユニオン)の宣言
第8章 標準関数
- 8.1 Cプログラムから呼び出す入出力関数
- 標準ライブラリの入出力関数
- 8.2 数値,文字列を変換して出力する
- printf,fprintf関数
- 8.3 数字,文字綴りを変換して入力する
- scanf,fscanf関数
- 8.4 標準入力から1文字読み込む
- getchar関数
- 8.5 標準出力へ1文字出力する
- putchar関数
- 8.6 標準入出力を通さない入出力関数
- fopen,fclose関数
- 8.7 1文字ずつファイルを入出力する
- fgetc,fputc関数
- 8.8 行単位にファイルを入出力する
- fgets,fputs,gets,puts関数
- 8.9 レコード単位にファイルを入出力する
- fread,fwrite関数
- 8.10 その他ファイルに関する関数
- fseek,ftell,feof,ferror,remove関数
- 8.11 文字列を操作する
- strcat,strcpy,strlen,strcmp関数
- 8.12 文字クラスを調べる
- isalpha,isdigit,islower,isupper,isspace関数
- 8.13 大文字と小文字を変換する
- tolower,toupper関数
- 8.14 数字列と整数値を変換する
- atoi,itoa関数
- 8.15 実行時にメモリを確保・解放する
- malloc,free関数
- 8.16 他のプログラムを起動する
- system関数
第9章 低水準入出力関数
- 9.1 C処理系に依存する低水準入出力関数
- UNIX,Windows,MS-DOS用の入出力関数
- 9.2 ファイルを読み書きできるようにする
- open,close,creat関数
- 9.3 ファイルにデータを書き込む
- write関数
- 9.4 ファイルからデータを読み込む
- read関数
- 9.5 ファイルをランダムに読み書きする
- lseek関数