COMODO(COMODO ライフブック) レシート探訪 1枚にみる小さな生活史

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著者
藤沢あかりふじさわあかり 著
定価
1,760円(本体1,600円+税10%)
発売日
2023.6.23
判型
四六
頁数
256ページ
ISBN
978-4-297-13531-7 978-4-297-13532-4

概要

「レシート」には、なにかその人らしさが隠れている──。今作が初の単著となる藤沢あかりさんが取材でみた、「暮らしの断片、ささやかな生活の記録」。食べること、好きなこと、仕事のこと、家族のこと、未来のこと。外出もできない、人に会えない日々のなか、買い物から見えてくる日常の大切さ、豊かさとは?

ECサイト『北欧、暮らしの道具店』連載、待望の書籍化。

こんな方にオススメ

  • いろんな人のいまの暮らし、基準になっているものを見たい人、知りたい人
  • コロナ下の生活の記録を読みたい人

目次

  • はじめに

レシートからのぞいた「食卓」

  • 故郷の味とインド旅。東京で生きる彼女を支えるもの 岩佐知布由(インテリアスタイリスト)
  • ゴーヤ、豆腐、豚ばら肉。レシートの中の青い海 ツレヅレハナコ(文筆家)
  • 記録に残らない記憶を描く、夏の1日 しげおかのぶこ(おもちゃデザイナー)
  • 家族をしあわせにする、わたしの好きなもの 坂下真希子(会社員)
  • スーパーマーケットに送るラブレター 矢口紀子(スタイリスト)
  • 豚肉、鶏肉、かぼちゃにレバー。いとしの君に作るごはん 武安輝子(プレス)
  • わたしのレシートから01
    • パンとバターと目玉焼き、わたしの理想の朝ごはん

レシートから伝わる「家族」

  • 大切なものは、きっと普段着の顔をしている 中川たま(料理家)
  • 風吹けば、六十の手習い 紺野匠次(会社員)
  • 千切りキャベツにスパイスかけて 髙はしこごう(うつわ屋店主)
  • 酸いも甘いも分け合いながら 亀井智紗子(農家)
  • わたしのレシートから02
    • 捨てられないレシート

レシートから気付いた「好き」

  • めぐりめぐる暮らし 牟田都子(校正者)
  • 日日草の咲く庭に、鈴虫の声 杉浦さやか(イラストレーター)
  • 寄り道しながらたどりついた場所は YUYA(切り絵作家)
  • 耳をすまして知る、わたしの心のありか 藤原奈緒(料理家、エッセイスト)
  • 一歩踏み出せば、そこは色とりどりの世界 秋山香奈子(ショップ店主)
  • わたしのレシートから03
    • 水を掻いて、あたらしい世界を見つけにいく

レシートで考えた「仕事」

  • 写真とコーヒー、ふたつを結ぶ父の夢 木村文平(フォトグラファー)
  • 土曜、渋谷、11時。待ち合わせはドーナツショップで 館山信子(美肌室店主)
  • トマトひと盛り98円、地図にはないしあわせ 玉井健太郎(デザイナー)
  • 日々新しく、染まるため 下道千晶(モデル、染色家)
  • 新聞、銭湯、傘づくり。降っても晴れても続くこと 飯田純久(傘作家)
  • わたしのレシートから04
    • 名刺に掲げたマニフェスト

レシートからみえた「未来」

  • お花、パン、コーヒー。この一枚は、しあわせになるためのチケット 堺あゆみ(編集者)
  • ガリガリ君と米粉パン。わたしのために見つけた仕事 Iさん(介護職員)
  • 楽しいところは、なんだかいいにおい 北川瑠奈(飲食マネージャー)
  • 世界の畑につながる、都会の小さなビオトープ 良原リエ(音楽家)
  • 桜の季節を超えて、次のわたしへ 時岡えい(金継ぎ士)
  • わたしのレシートから05
    • 10年後のわたしへ
  • おわりに

プロフィール

藤沢あかりふじさわあかり

編集者・ライター。大阪府堺市出身、東京都在住。雑貨や文具の商品企画、出版社でのインテリア誌編集などを経て2012年独立。雑誌やweb、書籍を中心に、住まいや子育て、仕事、生き方など幅広い記事を手がける。モットーは「わかりやすい言葉で、わたしにしか書けない視点を伝えること」。

ホームページ akarifujisawa.com

Instagram @akari_kd

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