「VRならでは」の体験を作る Unity+VRゲーム開発ガイド 
                    
                  
                  
                  - 渋谷宣亮,中地功貴 著
 - 定価
 - 3,630円(本体3,300円+税10%)
 - 発売日
 - 2025.4.15
 - 判型
 - B5変形
 - 頁数
 - 328ページ
 - ISBN
 - 978-4-297-14804-1 978-4-297-14805-8
 
概要
プレイヤーを仮想空間に没入させ、そこで生きているかのような体験を与える――それがVRゲームです。その「没入感」を担保するためには、実は、守らなければならない前提がいくつも存在します。
「プレイヤーの視界となるカメラを、ゲーム側の都合で動かしてはいけない」
「触れられる範囲にあるモノのすべてに、触ったり掴んだりできるようにする」
「体格差やプレイヤーによって異なるゲーム環境を、なるべく広く考慮する」..., etc.
本書ではこうしたVRならではの基本を、現役でVRゲーム/VRコンテンツに関わる著者が解説。「ゲーム開発は初めて」という方に向け、Unity操作の基本もまとめました。この1冊から、VRゲーム開発を始めましょう!
※開発環境は、Unity 6+Meta Questシリーズです
こんな方にオススメ
- VRゲームが好きで、自分でもゲームを作りたいエンジニアの方
 - VRエンジニアになりたい学生の方
 - VRChatなどのメタバース上にゲームを実装したい方
 
目次
Chapter1 VRゲーム開発の前提を知ろう~VRとUnity
- 1-1 VR(バーチャルリアリティ)とは
 - 1-2 VR開発に適したゲームエンジンを考えよう
 - 1-3 VRゲーム開発の難しい点、特異な点
 
Chapter2 開発環境を整備しよう
- 2-1 開発機材を導入しよう
 - 2-2 ソフトウェアの導入と設定をしよう
 
Chapter3 Unityの基本操作を確認しよう
- 3-1 プロジェクトの準備をしよう
 - 3-2 Unity Editorの画面の見方・使い方
 - 3-3 シーンにGameObjectを配置しよう
 - 3-4 オブジェクトに追加できる機能を学ぼう
 - 3-5 Unityでスクリプトを書いてみよう
 
Chapter4 VR向けのプラグインを導入しよう
- 4-1 VRプロジェクトを作成しよう
 - 4-2 XR Interaction Toolkitを導入しよう
 
Chapter5 モノの制御法とボタン配置を学ぼう
- 5-1 VR空間で「触る/掴む」を実装しよう
 - 5-2 VRにおけるボタン操作を学ぼう
 
Chapter6 実践! VR空間でパターゴルフを作ろう
- 6-1 パターゴルフのコアの部分を作ろう
 - 6-2 ゲームの流れを作ろう
 
Chapter7 VRにおけるUIの基本を学ぼう
- 7-1 VRでよく使われるUIを学ぼう~Diegetic UI
 - 7-2 UnityでUIを作ってみよう~uGUIの基本
 
Chapter8 VR 酔い対策の肝 「移動」と「カメラ」の制御を学ぼう
- 8-1 VRゲームにおける「移動」の種類を学ぼう
 - 8-2 VR上での「移動」を実装しよう
 - 8-3 VRゲームにおけるカメラ制御を学ぼう
 - 8-4 「VR酔い」を深堀りして理解しよう
 
Chapter9 実践! VR空間で銃を撃ってみよう
- 9-1 簡単な銃を作ろう:トリガーを引いて 弾を撃つ
 - 9-2 より銃らしい銃にしよう
 
Chapter10 実践! 銃のゲームを作り込もう
- 10-1 ゲームステージを作ろう
 - 10-2 UIを発展させよう
 - 10-3 インベントリーを作ろう
 
Chapter11 VRのパフォーマンス最適化法を学ぼう
- 11-1 VRにおける最適化とは
 - 11-2 パフォーマンスの改善方法
 
Chapter12 作ったVRゲームを人に見せよう
- 12-1 ゲーム内カメラを実装しよう
 - 12-2 撮影・録画をしてみよう
 - 12-3 どうやって人に見せる・共有するか
 
Chapter13 歴史から学ぶ、愛されるVRゲームのヒント
- 13-1 2016年から2018年のVRゲーム設計
 - 13-2 2019年から2021年のVRゲーム設計
 - 13-3 VRゲームのこれから
 
プロフィール
渋谷宣亮
VRに特化したゲームライター兼ゲーム開発者。2021年よりMyDearestに勤務し、VRアドベンチャーゲーム『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』にゲームデザイナーとして関わる。また2024年には『Crowbar Climber』を開発、ディレクションを担当した。
中地功貴
エンジニア。MyDearest株式会社にて、VRタイトル『ALTDEUS: Beyond Choronos』『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』の開発に携わる。現在はクラスター株式会社にてメタバース開発に携わる。書籍『VRエンジニア養成読本』共著者。日本バーチャルリアリティ学会認定上級VR技術者。