動画とアプリでよくわかる 大学入学共通テスト「情報Ⅰ」実践問題集

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著者
渥見友章あつみともあき伊藤大貴いとうだいき 著
稲垣俊介いながきしゅんすけ 監修
定価
1,650円(本体1,500円+税10%)
発売日
2025.9.17
判型
B5
頁数
240ページ
ISBN
978-4-297-15084-6 978-4-297-15085-3

概要

大学入学共通テスト「情報Ⅰ」対策の実践レベルの問題集です。

他の科目の勉強もある中で、情報Ⅰに集中的に多くの時間を割くことは難しいとお悩みの方は多いでしょう。

本書は「共通テストへのかけ渡し」となるような実践レベルの問題160問を「出る順」で取り揃えてるので、解けば解くほど合格力がアップすること間違いなし!

さらに購入者限定で

  • 「解説動画サポート」:160問すべてにわかりやすい解説動画付き
  • 「オリジナルWebアプリ」:書籍の内容を試せるWebアプリ
  • 「情報Ⅰ厳選キーワード300」:本書で出てきた重要用語と頻出度を網羅したふろくPDF

の豪華3大特典が付いてくるので、安心して演習に取り組むことができます。

さらに受験生が苦手とする「共通テスト用プログラム表記」の実行環境もバッチリついてくるので、プログラミング対策もバッチリです。

忙しい受験生でも、この1冊で共通テストレベルまで一気にレベルアップして「情報Ⅰ」を得点源にできる、コスパの良い問題集です!

こんな方にオススメ

  • 共通テストで「情報Ⅰ」を受験する高校3年生や浪人生、受験を意識している高校生
  • 授業で「情報Ⅰ」をどう教えたらいいか困っている学校や塾・予備校の先生
  • 子どもに「情報Ⅰ」を勉強してほしいけれど、どの教材を買っていいかわからない保護者

目次

第1章 データの活用

  • 1 データの尺度水準
  • 2 データの可視化
  • 3 表やグラフの読み取り
  • 4 度数分布表とヒストグラム
  • 5 四分位数と箱ひげ図
  • 6 クロス集計
  • 7 散布図と相関関係
  • 8 分散と標準偏差
  • 9 因果関係と擬似相関
  • 10 散布図と単回帰分析
  • 11 散布図行列
  • 12 移動平均法
  • 13 テキストマイニング

第2章 プログラミング

  • 1 フローチャート
  • 2 状態遷移図
  • コラム① 共通テスト用プログラム表記の概要
  • 3 プログラミングの基礎① 繰り返し構造
  • 4 プログラミングの基礎② 分岐構造
  • 5 プログラミングの基礎③ 繰り返し文×条件分岐文
  • 6 プログラミングの基礎④ 繰り返し文×繰り返し文
  • 7 プログラミングの応用① 一次元配列
  • 8 プログラミングの応用② 二次元配列
  • 9 プログラミングの応用③ 関数
  • 10 探索のアルゴリズム① 線形探索
  • 11 探索のアルゴリズム② 二分探索
  • 12 整列のアルゴリズム① バブルソート(交換法)
  • 13 整列のアルゴリズム② 選択ソート(選択法)
  • コラム② 共通テストで狙われるプログラミングのパターン

第3章 シミュレーション

  • 1 モデル化とシミュレーション
  • 2 シミュレーション① 複利法
  • 3 シミュレーション② 釣り銭のシミュレーション
  • 4 シミュレーション③ 待ち行列
  • 5 シミュレーション④ モンテカルロ法
  • 6 シミュレーション⑤ 線形計画法

第4章 情報通信ネットワーク

  • 1 情報通信ネットワーク
  • 2 回線交換方式・パケット交換方式
  • 3 ネットワークの転送速度
  • 4 IPアドレス
  • 5 ネットワークの通信障害
  • 6 通信プロトコル
  • 7 ルーティングテーブル
  • 8 Webページの閲覧の仕組み
  • 9 メールの送受信の仕組み
  • 10 共通鍵暗号方式・公開鍵暗号方式
  • 11 デジタル署名
  • 12 SSL/TLS
  • 13 安全を守るセキュリティ技術
  • 14 パリティチェック

第5章 情報のデジタル化

  • 1 アナログとデジタル
  • 2 基数変換
  • 3 2進法の加算と減算
  • 4 補数を使った減算
  • 5 情報量の単位変換
  • 6 浮動小数点数
  • 7 文字のデジタル表現
  • 8 音のデジタル表現
  • 9 画像のデジタル表現① デジタル化の手順
  • 10 画像のデジタル表現② 画像や色の表現
  • 11 動画のデジタル表現
  • 12 データの圧縮① 可逆圧縮と非可逆圧縮
  • 13 データの圧縮② ランレングス法
  • 14 データの圧縮③ ハフマン符号化

第6章 コンピュータの仕組み

  • 1 ハードウェアとソフトウェア
  • 2 CPUにおける計算の仕組み
  • 3 CPUの性能指標
  • 4 論理回路
  • 5 演算誤差

第7章 情報デザイン

  • 1 情報デザイン
  • 2 ユニバーサルデザイン
  • 3 コミュニケーションとメディア

第8章 情報社会の問題解決

  • 1 情報やメディアの特性
  • 2 問題解決の手順
  • 3 産業財産権
  • 4 著作権
  • 5 個人情報とプライバシー
  • 6 情報モラル
  • 7 情報セキュリティ
  • 8 情報技術の発達

第9章 データベース

  • 1 情報システム
  • 2 リレーショナルデータベースの操作

プロフィール

渥見友章あつみともあき

普連土学園中学校・高等学校 情報科・技術科教諭。

神奈川県立高校および私立中高一貫校で数学科・情報科の教員を経て現職。「分かりやすく、実力がつく、楽しい授業」をモットーに、さまざまな学力層の生徒に向き合ってきた。また、情報Ⅰの共通テスト模試などの作問・校正、検定教科書のコンテンツ制作、映像学習サービス「学びエイド」の講師など幅広く活動している。教育の現場と学習支援の両面から関わり、情報教育の質の向上と学びの可能性を広げることを目指して日々取り組んでいる。主な著書に『スライドで見る全単元の授業のすべて 情報I高等学校』(東洋館出版社)があり、全国の教育現場で活用されている。

伊藤大貴いとうだいき

大分県立日田高等学校 情報科教諭。情報処理学会 初等中等教育委員会。大分県高等学校教育研究会教科「情報」部会 専門副委員長。

「知識を実践に活かす学び」を重視した授業を目指し、情報教育における統計学習教材やプログラミング教材の研究、探究学習の手法開発に注力している。「座学中心」の授業からの脱却を目指し、実践的・体験的な学びを重視したWebアプリケーションを数多く開発しながら、検定教科書や問題集の校閲・編集などにも携わる。

稲垣俊介いながきしゅんすけ

山梨大学教育学部准教授。東京都立高校や私立高校の情報科教諭として20年以上教壇に立ちながら、東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程にて博士(情報科学)を取得。教室で直面した課題を研究へ昇華させ、その成果を授業へ還元する「実践と研究の循環」を信条とする。専門は情報モラルと授業設計。特に「情報Ⅰ」のデータ活用分野を対象にしたカリキュラム開発と評価の実践研究が評価され、2024年に情報処理学会山下記念研究賞を受賞した。文部科学省「情報Ⅱ」教員研修用教材作成ワーキンググループ委員として教材作成に参画する傍ら、日本文教出版発行の高等学校の情報科教科書や教育専門書の執筆、高校生向けの参考書と問題集の執筆・監修などを幅広く手掛ける。全国の研修会やメディア登壇を通じて授業改善の知見を発信し、後進の育成と現職教員の研修支援に尽力する。情報を用いて社会課題を探究し、その解決に貢献できる人材を育むため、現場と学術を往還し続けている。