実践Web Standards Design
―Web標準の基本とCSSレイアウト&Tips
- 市瀬裕哉,福島英児,望月真琴 著
- 定価
- 3,520円(本体3,200円+税10%)
- 発売日
- 2008.11.29[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 448ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3684-4
概要
Web標準(Web Standards)に準拠したWebサイトを制作するための基礎知識と,実践的なレイアウト手法を徹底的に解説した,Web標準ガイドブック。新しい仕様やブラウザに配慮した新装版です。Web標準の仕様から,コーディングスタイル,CSSレイアウトのTipsまでをまとめています。
こんな方にオススメ
- 一からWebサイト制作を学びたい,すべての方
目次
1章 Web Standardsの基本
1-1. Web Standardsとは
- 1-1-1.(X)HTML+CSSを用いてWebリソースを作成する
- 1-1-2.Web Standardsに従うメリット
- 1-1-3.使用する(X)HTMLやCSSのバージョン
2章 (X)HTMLの基本
2-1. HTMLとXHTMLに共通して覚えておくべきこと
- 2-1-1.id属性とclass属性の違い
- 2-1-2.見出しレベルの重要性
2-2. HTMLとXHTMLにおける違い
- 2-2-1.SGMLベースかXMLベースか
- 2-2-2.要素の書き方
- 2-2-3.id属性とname属性
- 2-2-4.Media Typesについて
- 2-2-5.HTML互換性ガイドライン
2-3. (X)HTMLはまず文章ありき
- 2-3-1.まずはマークアップのことを考えずに文章を書く
- 2-3-2.その文章のタイトルは何か
- 2-3-3.その文章の中で見出しにすべき部分は何か
- 2-3-4.見出しだけを抜き出して正しい目次になるか
- 2-3-5.ブロックレベル要素でマークアップする
- 2-3-6.インラインレベル要素でマークアップする
- 2-3-7.body要素の後にhead要素、html要素をマークアップする
- 2-3-8.DOCTYPEは最終的に宣言する
- 2-3-9.必要に応じてXML宣言をする
- 2-3-10.マークアップ順序のまとめ
- 2-3-11.(X)HTMLによる論理的なマークアップ
- 2-3-12.div要素による構造化
- 2-3-13.id属性はどの要素に対して指定するべきか
- 2-3-14.head要素内の記述について
3章 CSSの基本
3-1. これだけは守らなければならない書式
- 3-1-1.CSSの大まかな構文
- 3-1-2.declaration block(宣言ブロック)
3-2. 心がけるとメンテナンスしやすい書式
- 3-2-1.宣言の記述順の規則を定めておく
- 3-2-2.CSSの視認性を高める
- 3-2-3.XHTMLのモジュールごとに要素型セレクタを配置
- 3-2-4.CSSの先頭にガイドラインをメモしておく
3-3. CSS管理のコツ
- 3-3-1.各種の値の形式をしっかり理解する
- 3-3-2.セレクタ、カスケード、継承の理屈をしっかり理解する
- 3-3-3.固定スタイルシート・優先スタイルシート・代替スタイルシート
- 3-3-4.xml-stylesheet処理命令
- 3-3-5.@import規則を用いた複数のCSSの連携
- 3-3-6.link要素、style要素のmedia属性と@media規則
- 3-3-7.ブラウザごとのデフォルトスタイルをリセット
- 3-3-8.ベースとなるスタイルを指定する
3-4. 視覚整形フォーマット
- 3-4-1.ボックスモデル
- 3-4-2.包含ブロック
- 3-4-3.通常フロー
4章 floatプロパティを利用したレイアウト
4-1. 寄せと流し込み
- 4-1-1.画像を寄せる
- 4-1-2.表を寄せる
- 4-1-3.見出しを寄せる
- 4-1-4.フロートと周囲のボックスの関係
- 4-1-5.流し込みの解除
4-2. 重なったブロックボックスにマージン
- 4-2-1.見出しと本文の列を分割したレイアウト
- 4-2-2.ナビゲーションと本文の列を分割したレイアウト
4-3. 複数フロートの横並び
- 4-3-1.画像を敷き詰めて表示する
- 4-3-2.横並びのタブ型ナビゲーション
- 4-3-3.カラムレイアウトへの応用
4-4. ネガティブマージンを利用したレイアウト
- 4-4-1.子供セレクタに対応しないブラウザ
- 4-4-2.フロートするボックスの重なり順序
4-5. floatプロパティを利用したレイアウトの使い分け
- 4-5-1.「重なったブロックボックスにマージン」のレイアウト方法
- 4-5-2.「複数フロートの横並び」のレイアウト方法
4-6. フロートしたボックスを含む親ボックスの高さの算出
- 4-6-1.後続の要素でfloatをclearする
- 4-6-2.clearを指定できる要素がない場合
- 4-6-3.幅を明示的に指定できない場合
5章 positionプロパティを利用したレイアウト
5-1. 指定できる4つの配置方法
- 5-1-1.static-通常配置
- 5-1-2.relative-相対配置
- 5-1-3.absolute-絶対配置
- 5-1-4.fixed-固定配置
5-2. 絶対配置を利用したレイアウト
- 5-2-1.カラムレイアウトへの利用
- 5-2-2.絶対配置の基点を変える
- 5-2-3.複数の基点を利用したレイアウト
5-3. 固定配置を利用したレイアウト
- 5-3-1.ナビゲーションを常に上部に表示する
- 5-3-2.フレームのように表示するカラムレイアウトへの利用
- 5-3-3.固定配置に対応していないブラウザの対処
6章 実践レイアウト
6-1. レイアウトパターン
- 6-1-1.1カラム フロート流し込み / floatプロパティ
- 6-1-2.2カラム フロート+重なったボックスにマージン / floatプロパティ
- 6-1-3.2カラム 複数フロート+重なったボックスにマージン / floatプロパティ /li>
- 6-1-4.3カラム 左右メニュー複数フロート+重なったボックスにマージン / floatプロパティ
- 6-1-5.3カラム 右メニュー2カラム複数フロート+重なったボックスにマージン / floatプロパティ
- 6-1-6.2カラム 複数フロート / floatプロパティ
- 6-1-7.3カラム 複数フロート / floatプロパティ
- 6-1-8.2カラム 複数フロート+クリア
- 6-1-9.2カラム 複数フロート+ネガティブマージン / floatプロパティ
- 6-1-10.2カラム 絶対配置+重なったボックスにマージン / positionプロパティ
- 6-1-11.3カラム 絶対配置+重なったボックスにマージン / positionプロパティ
- 6-1-12.3カラム 右メニュー2カラム絶対配置+重なったボックスにマージン / positionプロパティ
6-2. 複合レイアウトで情報を整理したブログページの制作
- 6-2-1.XHTML文書の制作
- 6-2-2.CSSファイルのモジュール化
- 6-2-3.ベースとなるスタイルの制作
- 6-2-4.主要なレイアウトの構築
- 6-2-5.細部のスタイルの指定
- 6-2-6.フッターのスタイル
6-3. ボックスを自由に配置したページデザイン
- 6-3-1.XHTML文書の制作
- 6-3-2.ベースとなるスタイルの制作
- 6-3-3.主要なレイアウトの構築
- 6-3-4.ボタンメニューのスタイル
- 6-3-5.フッター領域のスタイリング
7章 XHTML&CSS Tips
- 7-1. トピックパスのマークアップ
- 7-2. outlineプロパティによるドロップシャドウ
- 7-3. Mac OS XのDock風ナビゲーション
- 7-4. CSSによる自動番号付け(カウンタ生成)
- 7-5. CSSでフォトギャラリー
- 7-6. アイコンリモート表示メニュー
- 7-7. CSSを使って画像をポップアップ表示
- 7-8. CSSだけで動作するドロップダウンメニュー
- 7-9. 背景画像を利用したロールオーバー効果
- 7-10. visibilityプロパティを利用してimg要素をロールオーバー
- 7-11. さまざまなブラウザでフォントの見栄えを揃えるCSSライブラリ
- 7-12. IE 6以下での子供セレクタの使用
- 7-13. 印刷用CSSの作成
- 7-14. line-heightプロパティの指定値
- 7-15. 定義リストのdtとddを横並びさせる
- 7-16. 背景画像を利用して訪問済みリンクを一工夫する
- 7-17. img要素のサイズをCSSで指定
- 7-18. positionプロパティを利用して要素を画面中央に固定
- 7-19. positionプロパティでフッタを常に画面の下部に固定
- 7-20. 行ボックスの高さで垂直センター配置
- 7-21. 背景画像を利用した画像置換
- 7-22. リンク先のファイルタイプをCSSで明示する
- 7-23. CSSでフォームをスタイリング
- 7-24. モダンブラウザ向けのCSSハック
Appendix
- Appendix-1. DTDの読み方ガイド
- Appendix-2. DOCTYPEスイッチの一覧表
- Appendix-3. CSS 2.1の各プロパティリファレンス
- Appendix-4. CSS3で新たに定義されるセレクタ
プロフィール
市瀬裕哉
2001年,パソコンの購入とともにウェブに興味を持ち,独学でウェブ制作を始める。HTML,CSSの他にFlash,3DCGによる創作活動を続ける。現在,フリーランスとしての活動と並行して都内の専門学校にてウェブデザインコースの講師を務め,若きウェブ戦士の育成にも力を注いでいる。
福島英児
DTPおよびWeb制作に携わる。Web制作においては,2003年末頃から(X)HTML+CSSによる制作へシフト。現在は主にディレクション業務に関わるかたわら,CSS関連などの記事を雑誌へ寄稿。著書に『実践WebStandards Design』(九天社)(共著)がある。
望月真琴
ウェブとの接点がない業界に身を置きながら,趣味でウェブ制作に関する情報を収集。2003年頃からHTML,CSSに興味を持ち,2004年8月に現サイト「hxxk.jp」開設。ウェブに限らず,気になる情報を自分用にまとめあげて記録するようにしている。本書サポートサイト「lh3.jp」の管理も担当。