4月23日
25.
26.04 LTS、無事にリリース
既報のとおり、26.
ディスク全体暗号化
あとUbuntu Proの設定ができるようになったものの、snapdのバージョンが古いので有効にできないという不具合があったりとか、細かく見ていくとドタバタではあるのですが。
Ubuntu LTS 20周年
本来は前回掲載すべきことではありますが、分量の関係で今回としました。Ubuntu最初のLTSは6.
図2は
この頃はまだ壁紙にマスコットはおらず、イメージカラーも茶色でした。カーネルのバージョンは2.
印象的なのは起動の遅さで、今となってはデーモンをパラレルで処理しないとここまで遅くなるのかと驚きます。デーモンをパラレルで処理できるようになるUpstartは、6.
インストーラー
BitLockerで暗号化されたパーティションを認識するようになりました
誤ってUbuntuをインストールしたくない場合は、BitLockerで暗号化しておけばインストーラーがここで止まってしまうため、上書きを防ぐことができる、とも換言できます。
またUbuntuがあらかじめインストールされている場合、そのパーティションを再利用してインストールできるようにもなりました
インストールするストレージがUbuntu専用の場合は今までのままでよかったのですが、データ用のパーティションがあるような場合には手動でパーティショニングする必要がありました。しかしそれは面倒でそれなりの知識も必要なので、嬉しい変更といえるでしょう。
インストーラーの翻訳も進み、第907回では未訳だった部分も、翻訳が適用されています
GNOME
GNOMEは24.
筆者の独断と偏見でいくつかピックアップすると、
「任意倍率のスケーリング」
「自動起動するアプリケーション」
malcontent-guiパッケージをインストールし、管理者権限のないユーザーを作成すれば、ペアレンタルコントロールを設定できるようになりました
このペアレンタルコントロールは使用時間、Webサイトへのアクセス、起動できるアプリケーションがユーザーごとに設定できます。詳しくはガイドをご覧ください。
24.
アプリ
GNOME関連アプリの変更は次の表のとおりです。カッコ内はパッケージ名です。
| ジャンル | 旧 | 新 |
|---|---|---|
| 動画再生 | ビデオ(totem) | ビデオプレイヤー |
| ドキュメントビューアー | ドキュメントビューアー(evince) | ドキュメントビューアー(papers) |
| 画像ビューアー | 画像ビューアー(eog) | 画像ビューアー(loupe) |
| 端末 | 端末(gnome-terminal) | ターミナル(ptyxis) |
| タスクマネージャー | システムモニター(gnome-system-monitor) | Resources(resources) |
この中で影響が大きいには
ターミナルについては第903回で詳しく紹介しているので、あらためてお読みください。
従来の
rust-coreutils
GNU Core Utilities
もちろん自分で書いたシェルスクリプトなんてない、ということであれば特に影響はないのですが、Ubuntuを使っている限りシェルスクリプトに非互換は発生しないだろうという楽観的な予測の元、大量のシェルスクリプトを書いてしまった場合は検証が大変なことになります。筆者も今後のことを考えるとうんざりします。
GNU Coreutilsもインストールはされていて、例えばlsは/usr/としてインストールされているので、正規表現で一括置換するというのは考えられる手ではあります。可能な限りUbuntuのデフォルトに従うのであれば、動作確認を行ったうえで問題があればuutils coreutilsのバグ報告とrust-coreutilsのバグ報告をよく確認し、問題の切り分けを行ってください。
また、いよいよどうしようもなくなれば次のコマンドを実行してGNU Coreutilsに切り替えることもできます。
$ sudo apt install coreutils-from-gnu --allow-remove-essential
ただしこれはこれで現状副作用があるので、最終手段にしたほうがいいようには思います。
アップグレード
LTS間のアップグレードは、最初のポイントリリース後に実行できるようになります。今回は26.
とはいえ、22.
おそらくですが今回も第830回で紹介したのと同じフローでアップグレードのダイアログが表示されるので、これを気に一度読み返してみるのもいいかもしれません。