イベント概要

去る2008年9月19日(金)に開催した「第1回ソフトウェアテストセミナー」は,当日参加人数208名( Web登録数307名)と大変多くの方にご来場いただきました。当日来場者事前登録者のアンケート結果では,次回参加希望する割合が95%以上を締め,また事前登録締め切り後多数のお問い合わせをいただいたこともあり,2009年3月に第2回ソフトウェアテストセミナーの開催を決定いたしました。

第2回目となる今回は,実践的ソフトウェアテストにフォーカスし,2009年1月20日に発売されるソフトウェアテストPRESS vol.8の第1特集「ソフトウェアテストの歴史から見るソフトウェアの未来」,第2特集「ソフトウェアテストの見積もり〔実践編〕」の執筆者によるセッションを行います。他にもシステム検証のプロフェッショナルによる海外での検証作業事例の紹介や各種ソフトウェアテストツールの導入事例など,テストエンジニア必見のセッション満載のセミナーです。ぜひご来場ください。

名称第2回ソフトウェアテストセミナー
日程3月11日(水)
時間11:00~18:10
場所東京コンファレンスセンター
(アクセス:品川駅より徒歩2分
定員180人
好評につき30席追加!
参加費無料
URLhttp://gihyo.jp/event/2009/test
主催株式会社技術評論社
問い合わせソフトウェアテストプレスセミナー2009事務局
〒162-0846
東京都新宿区市谷左内町21-13
TEL:03-3513-6165 FAX:03-3513-6167
Email:
協賛東陽テクニカ,日本アイ・ビー・エム,日本オープンシステムズ,パソナテック

たくさんのご応募ありがとうございました

参加申し込み期間,1月14日(水)~3月2日(月)
申し込み期間を延長しました。期間延長後の登録については,
応募者多数の場合抽選となる場合もございます。ご了承ください。

プログラム

11:00~12:00[技術評論社セッション①]

ソフトウェアテスト・ヒストリー ~テストの歴史を学び,歴史に学び,そして歴史をつくろう~

テストの起源は,1843年にコンピュータの原型「解析機関」のプログラムを書いたAda Loverace夫人にまで遡ります。プログラミングの歴史はテストの歴史でもあり,その創世記からテストという作業との苦闘が始まったわけです。 本講演では,プログラム内蔵型コンピュータの最初のものと言われる1949年のEDSACの時代からコンピュータやソフトウェア技術の発展過程を確認し,その中でソフトウェアテスト技術がどのように進化してきたのかを振り返ります。テストの考え方の変遷,テスト技法の歴史を考えてみることで,みなさんのテスト技術への理解が深まることを目指します。そして,日本発のテスト技術の歴史がつくられるきっかけになればと考えています。(60分)

講演者プロフィール:辰巳 敬三 氏

辰巳 敬三

1976年,富士通株式会社に入社。ソフトウェア製品検査部門でメインフレームOSの検査,品質保証を担当。その後,UNIXやPCのソフトウェア製品の検査業務に従事。現在は検査業務を離れているが,ライフワークとしてソフトウェアの品質,テスト技術の研鑽に取り組んでいる。日科技連・SQuBOK策定委員会副委員長。

12:00~13:10

休憩

13:10~13:50[東陽テクニカ セッション]

ソースコード静的解析ツールの有効利用 ~ソフトウェア・メトリックスを利用した品質の可視化~

ソフトウェア静的解析ツールは開発の現場で広く使われ,ソフトウェアの信頼性向上やテスト工数の削減などに効果をあげています。静的解析ツールには,「ソースコードの潜在バグを検出する」機能をはじめ,「ソフトウェア・メトリクスの測定」や「ソースコードのリバースエンジニアリング」などの機能が備わっています。しかしながら,開発の現場では潜在バグの検出・除去のみに静的解析ツールを利用し,他の機能はあまり利用されていません。本セッションでは,今までにあまり使われてこなかった静的解析ツールの機能を有効に使って,ソフトウェアの「設計レベルの品質を定量的に評価」したり,「設計構造を解析・可視化する」手法について紹介します。

講演者プロフィール:玉木 淳治 氏

玉木 淳治

株式会社 エクスモーション 研究・開発本部 スペシャリスト。2002年,(株)オージス総研入社。組込みソフトウェアのさまざまなドメインにおいて,ソフトウェア開発・オブジェクト指向技術の導入支援 コンサルティング・開発プロジェクト診断などの業務に携わる。2008年,組込み分野に特化したコンサルティング会社(株)エクスモーションに入社。ソフトウェアの品質を定量的に評価するための研究開発に従事し,現在に至る。

13:50~14:00

小休憩

14:00~14:40[日本アイ・ビー・エムセッション]

プロジェクトを成功に導くソフトウェア品質管理の実現

SOA等の新たなテクノロジーにより,システムは結合され大規模化が進んでいます。また,オフショアによって開発拠点も分散化されていますが,ソフトウェアの開発,管理の手法は変わっていません。システムの進歩に合わせてソフトウェアの開発や管理も生産性,効率化が必要とされています。

そこでIBM Rationalが提唱する「品質管理」とそれを実現する新たなプラットフォームをご紹介いたします。

講演者プロフィール:越水 喜之 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Rational テクニカル・セールス。1992年に大手製造業の会社に入社後,グループウェアの開発に携わり,品質管理の重要性を身をもって体験する。その後外資系ツール・ベンダーで7年間テスト・ソリューションのプリセールスを担当する。現在は日本IBMでRationalテストソリューションのテクニカル・セールスを担当し,日本の開発者の皆さんの幸せに貢献できるよう日夜努力する。

14:40~14:50

小休憩

14:50~15:30[日本オープンシステムズセッション]

国産ソフトの海外テストを成功に導く5つの秘訣

近年,人的コストの安さから,海外にてテストを実施する部署,部門が増えています。本セミナーでは,「ツールや技法ではなく人こそが品質を作る」観点から,海外にてテストを実施する際の課題と注意点を整理し,ご紹介します。(40分)

・オフショアにて検証をおこなった実施体験から
・運用と方法,課題について
・円滑にオフショア検証をすすめるには,また,成功させるための秘訣とは

講演者プロフィール:栗俣 一郎 氏

栗俣 一郎

1965年生まれ。コンシューマ向け製品の第三者検証を主軸として,音楽再生ソフトウェアの検証,車載機器の検証,携帯電話向け組み込みサービス(サーバサイド)の検証等,組み込み機器および,ソフトウェア検証業務を担当。最近はオフショアにて実施をおこなった組み込み機器テストのマネージメントとテストプロセス改善業務に従事。システム検証部 EPシステム検証グループ グループ長。

15:30~15:50

コーヒーブレーク

15:50~16:30[パソナテックセッション]

こんな時だから「テストチームをつくろう!」テストチームを“おいしく”つくるオススメのレシピ

米国の金融システムの“不具合”に端を発する不景気な話ばかりが紙面を踊るこのご時世。その傍らで踊る“ピンチをチャンスに!”という言葉。「次のチャンスのために何か着手するか‥‥」と思ったなら,「テストチームをつくる/強化する」ということに着手してみませんか。

このセッションでは,エンジニア派遣サービスを通じて蓄積した人材マネジメントの観点から,テストチームをつくるためのレシピをご紹介します。景気と反比例して,ソフトウェアの品質に対する顧客の要求は高まるばかり。是非,参考にお聞きください。

講演者プロフィール:入江 直樹 氏

株式会社パソナテック 事業企画部 部長。米国系の採用支援サービス会社から現在に至る10年間,人材募集・採用業務に携わる。2001年パソナテックに入社後は,エンジニア募集の責任者として年間5000人の派遣登録エンジニアの確保に取り組むと共に,顧客企業へのエンジニア採用・活用の企画提案に従事する。

16:30~16:40

小休憩

16:40~17:30[技術評論社セッション②]

プロジェクト見積り技術の理論・歴史・実践
- 現実的で実践的な見積りを実現するために,今,若手エンジニアが知っておくべきこと -

ソフトウエア開発の現場でテストエンジニアは常にプロとしての最高の仕事を求められます。しかしせっかく最高の技法と戦略を用いたとしても,プロフェッショナルの仕事である限りは必ず,それら活動が「期間内で」「予算内で」収まることを厳しく求められます。

本セミナーは,こうしたテストのプロフェッショナルに求められる「見積り」について広く解説します。突き詰めれば終わりのない見積り作業,顧客の要望にこたえるための合意形成のポイントを,国内市場と西洋の見積り文化とを比較しながらお話します。これは文系・理系の思考や合理性優先・社会学視点など様々な考え方が交錯する世界であり,「見積りの矛盾点」そのものを浮き彫りにする考え方でしょう。

見積りの「どこまで見積もればいいか」「テストに固有の見積りの難しさ」「なぜ見積りはこんなにも面倒なのか?」といった話題に,今後の日本を背負う全ての若手技術者に向けてお話します。

講演者プロフィール:細川 宣啓 氏

1992年,日本IBM株式会社入社。システムトラブルの専門家と品質エンジニアとしての2つの顔を持ち,日々さまざまなタイプのシステム開発プロジェクトを助けるレスキュー部隊「QI:Quality Inspection」を率いる。組織を率いる部長職でありながら先進技術/研究を恒常的に行う。

たくさんのご応募ありがとうございました

参加申し込み期間,1月14日(水)~3月2日(月)
申し込み期間を延長しました。期間延長後の登録については,
応募者多数の場合抽選となる場合もございます。ご了承ください。

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