Ubuntuは無事
そこで今回は、過去のRecipeを振り返りつつ、LinuxディストリビューションのひとつであるUbuntuとの付き合い方について紹介します。本記事は2017年に公開した第463回のアップデート版です。
ただしUbuntu 24.
Ubuntuとは
Ubuntuが何かわからず本記事を読んでいるという事態は考えにくいですが、一応紹介しておきましょう。UbuntuはLinuxディストリビューションの1つです。すなわちOSです
Windowsの機能であるWSLやHyper-Vでも簡単に使用できるようになっています
Ubuntuのいいところは、ユーザーベースが多いのでたくさんの情報があることでしょう。もちろん本連載も含みます。
Ubuntuのサポート期間は、通常版
すなわちUbuntuのLTSは無償で5年間サポートがあり、Ubuntu Proを個人利用
Ubuntuは通常デスクトップを指しますが、パッケージ構成が異なるUbuntu Serverも同時にリリースされています。また公式派生版ともいうべきフレーバーもリリースされています。
何をインストールすべきか
Ubuntuは半年ごとにリリースされており、現在通常サポート期間中のUbuntuは次の3つです。
- 2022年4月にリリースされたUbuntu 22.
04 LTS - 2023年10月にリリースされたUbuntu23.
10 - 2024年4月にリリースされた24.
04 LTS
23.
Ubuntu 24.
フレーバーに関しては第808回 Ubuntuフレーバー10種類総ざらいをご覧ください。
何にインストールすべきか
Ubuntuはどんなマシンにインストールできるのでしょうか。実機はもちろん、今どきなら仮想環境のゲストOSとしてインストールもおすすめです。
Ubuntuのシステム要求
- 2GHzのデュアルコアプロセッサーまたはそれ以上
- 4GBのシステムメモリ
- 25GBのディスクスペース
- インストールメディアを起動するためのUSBポートまたはDVDドライブ
- 可能であればインターネットアクセス環境
Ubuntu 24.
仮想マシンのゲストOSとしてインストールしたい場合は、次の記事が参考になります。
- 第549回 Windows 10 のHyper-VにUbuntu 18.
04 LTSをインストールする - 第737回 VirtualBox 7.
0の新機能 [Windows 11とUbuntu 22. 10の自動インストール編 - 第739回 VirtualBox 7.
0の新機能 [インストール後の変更点編] - 第773回 RemoteBoxでさまざまなPCからVirtualBoxを遠隔操作する
どうやってインストールすべきか
Ubuntuのisoイメージを取得し、実機にインストールするためのUSBメモリーを用意した場合、そのisoイメージをUSBメモリーに転送する作業が必要になります。
UbuntuとしてはbalenaEtcherを推奨しています。そういえばこのあたりは本連載で紹介したことはありませんね。
どんな実機を用意したらいいのかわからない場合は、次の記事を参考にしてください。
- 第643回 Raspberry Pi 4でデスクトップ版Ubuntu 20.
10を使用する - 第711回 Ryzen 5 5500Uで省エネPC生活
- 第715回 Lenovo ThinkPad X13 Gen2 AMDにUbuntu 22.
04 LTSをインストールして使用する - 第721回 新型ベアボーンキットであるDeskMeetと最新CPUであるAlder Lakeで夢のパワフルUbuntuライフ
- 第761回 Alder Lake-Nで省エネPC生活
- 第785回 Ubuntu 22.
04 LTS/ 23. 10とNucBox G3でお手頃PC生活 - 第803回 UbuntuでRyzen 7 8700Gのパフォーマンスを検証する
特に最近よく見かけるAlder Lake-N
インストール後に何をすべきか
インストール後に行うことは、何はなくてもアップデートでしょう。第671回が、やや古いですがだいたい参考になります。
また、使用しているハードウェアのスペックを引き出す設定も行うといいでしょう。執筆段階ではまだ24.
基本的なアプリケーション
基本的なアプリケーションに関しては本連載で多数扱っているため、コメントをつけるとかなりの量になってしまいます。よってリストだけにしますので、タイトルが気になったら読んでみてください。
GNOMEデスクトップ環境
- 第467回 Ubuntu GNOME 17.
04の変更点と、入門者向け情報 (インストール、拡張機能の導入) - 第669回 Ubuntuとデスクトップフォルダー機能
- 第682回 GNOMEのオンラインアカウント機能を極める
- 第699回 「ファイル
(Nautilus)」のさまざまな機能 - 第701回 ストレージ管理ツール
「ディスク」 を活用する [2022年版] - 第708回 GUIでネットワーク設定を行う
- 第713回 Ubuntu 22.
04 LTSの新機能、リモートデスクトップのRDPサポートを使用する - 第717回 Ubuntu 22.
04 LTSにおける、Waylandとアプリケーションの微妙な関係
日本語入力
ソフトウェアのインストール
バックアップ
アプリ
- 第661回 リモートデスクトップビューアー、Remminaを使用する
- 第685回 音楽プレイヤーRhythmboxのさまざまな機能
- 第731回 Ubuntuのドキュメントビューアーとして最適なOkularを使用する
ゲーム
UbuntuのコミュニティとJapanese Team
Ubuntuのコミュニティで最も活発に情報交換が行われているのはDiscourseでしょう。とはいえ英語でとっつきにくいのも事実で、日本語フォーラムも利用してください。
日本語フォーラムを管理運営し、本連載を担当しているUbuntu Japanese TeamはUbuntuの日本におけるローカルコミュニティです。オープンソースカンファレンスに参加するなどオンライン/オフラインで普及活動も行っています。かつては
RecipeとTopics
本連載はUbuntu Weekly Recipeで、原則として毎週水曜日に公開されます。主にUbuntuの活用方法について紹介しています。Ubuntu Weekly Topicsは原則として毎週金曜日に公開されます。主にUbuntuのその週における大きなトピックについて紹介しますが、時々連載名を忘れたディープな解説が入り、Ubuntuに限らない技術的なトピックがわかりやすく紹介しています。